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Aside
『デビュー…ですか…』
そんなオファーが来たのはつい先週。
SNSの動画を見てとのこと。
『はい…はい…では本日お伺いします。』
いつもより綺麗めの格好をして家を出る。
柚〈デビューおめでとう！〉
〈まだ決まってないよ笑〉
〈今日はとにかく事務所の人と話すだけ〉
電車で30分。
都内のそこそこ名の知れた芸能事務所に行く。
『こんにちは』
案「お待ちしておりました。ご案内します」
案内係の人の後について、
応接室に連れていかれる。
社「こんにちは」
『こんにちは』
社長と初めて顔を合わせる。
社「うん。いいね。」
『へ…？』
社「そんな固く構えなくても平気だよ笑。厳しいオーディションじゃないんだから笑」
優しい笑顔の人だなあ。
社「えーっと、まず、とりあえずうちの事務所に入ってもらう仮定として、飯島さんのマネージメントを担当してもらおうと思ってる人を紹介しようと思うんだけど」
実は話すのは今回が初めてじゃない。
保護者も含め話したのが1回と、
事務所説明が1回。
今回は3回目。
もうほぼ入るのは確定してる。
「こんにちは！」
社「原田、挨拶」
原「はい！はじめまして。Aさんのマネージメントを担当する予定の原田 夏帆です！」
社「実は僕に話もちかけてきたのは原田なんだよ^^*」
『えぇ！ありがとうございます！』
原「いえいえ！ずっとファンで、いつか一緒にお仕事したいなと思ってました！」
どの人もいい人そうで良かった。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
