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丸｢ツーリング？｣
ゆ｢うん！お兄ちゃんのお友達が連れてってくれる言うてなー。男の人やから一応言うとかなと思って｣
丸｢嫉妬させようとしてんねやろー？無駄やで。俺大人やねん。｣
ゆ｢つまらへんなー！ちょっとは嫉妬してえや〜｣
丸｢学生なんやからたくさん遊びなさい。今しか出来ひんこともあるんやで？｣
ゆ｢浮気とか？｣
丸｢それとこれとは話が別や。｣
ゆ｢隆平くん大好きやもん。浮気なんかしたくてもできひんわ。｣
丸｢俺も｣
錦｢…でもまぁ…丸はそーゆー過去があって…｣
横｢毎月22日、墓参り行っておかんに会ってんねん。｣
｢でも確かゆうなさんの苗字って…｣
横｢あー。家庭が少し複雑やねん。両親離婚してて、俺が父方、ゆうなが母方に残って旧姓。それでも兄妹の仲は良くてたまに2人で会ったりもしてた。ゆうなが死んでからは俺がおかんのとこ行って面倒見てんねん｣
横山さんも横山さんで壮絶な人生やな。
錦｢これをずっと言おうか迷ってんけど…｣
麗｢言ってよかったんかな…｣
｢……たいです…｣
錦｢え？｣
｢…会いたいです…｣
そう言って店を飛び出した私はいるかもわからない場所に向かう。
居てほしい。
前みたく、冷たくてもいいから目を合わせて欲しい。
｢丸山さん！！！！｣
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丸｢関係者以外の立ち入り禁止やねんけど…｣
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2020年10月6日 22時
