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面談は割とランダムにやるらしく、いつ呼ばれるかわからない。
ﾊﾞｲﾄ｢私もうやったで〜｣
ﾊﾞｲﾄ｢俺も〜｣
周りでも結構終わってる人が増えてる。
丸｢A｣
｢はい｣
私にも来てしまった。
丸｢これ書いて｣
｢はい…｣
渡された書類を私が記入してる間、ちょうど出勤してきたパートさんと話す丸山さん。
｢あのー、ここって…｣
丸｢あー。身だしなみとか？そんな感じ。｣
｢なるほど…｣
少し説明を受けながら全部書く。
丸｢数字は全部同じでええわ。めんどくさいし｣
｢はぁ…｣
丸｢…ふーん。進路は？｣
｢まだ決まってないですけど…一応専門を考えてます…｣
丸｢卒業できそうなん？｣
私の学校は地元では珍しい単位制で大学みたいな感じで、単位が足りないと卒業できなくなってしまう。
｢まだ何とか大丈夫です｣
丸｢進学後バイトは続ける？｣
｢まだ考え中で、学校が隣の県なので学校の近くに変えようか迷ってます｣
丸｢んー。まぁ迷うこともええと思うわ。辞めるって言っても店長止めると思うけどな。｣
ずっと書類を見ながら話す丸山さんの顔を見ると、前髪の隙間から少し見える目元。
割とまつ毛長いんやな。
丸｢…自分、思ってるより仕事できひんで？｣
｢はい？｣
丸｢ここ、最高得点つけてるけど。自分が思ってる以上に仕事できてへんで｣
｢でも…私前のバイト先では仕事覚えるのが早い方って…｣
丸｢前のバイト先での話やろ。お前が今働いてるのはどこやねん。｣
そう言って丸山さんが席を離れてしまった。
今の、完全に怒ってた。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2020年10月6日 22時
