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横「手紙が来る…ちょっと前からAちゃんのこと気になってた…もちろんゲームの18歳ってことは知らずに…」
なんでそんな嬉しいこともっと早く言ってくれないんだよ。
横「けど…おかんのこととか色々関係し始めて…こんな中途半端なままじゃ思いは伝えられへんなって思ってん…」
「…私が好きなの知ってたのにですか…?」
横「おん…」
「…もっと早く言ってほしかった…です…」
ごめんなって言いながら次の話をしてる。
横「おかんが死んだ日…来んでええからって言ったのは…」
「…はい」
横「起きた時目の前にあった寝顔が…ごっつアホ面やってんけど…それと同時に愛おしく思えて…」
「…」
横「ほんまは来てほしかったけど…病院連れてったら絶対悲しい顔すると思って突き放した…ごめん…」
抱きしめる力が強くなる。
横「ロッカーの荷物とか名前剥がしたのは普通に休むのもあるけど…気持ちを入れ替えたかった…」
「…辞めちゃうんですか…?」
横「考え中…」
「…そうですか…」
横「そんで…ダンボールだらけなのも表札剥がしたのも…気持ちを入れ替えたかった…」
また更に強く抱きしめられる。
横「今日と明日で荷物全部片付けて新しく表札も貼って、Aちゃんに逢いに行くつもりやってんけど…先越されてもうた」
「私の勝ちですね…笑」
横「負けたな笑」
2人でおでこをくっつけて笑い合う。
横「色々傷つけて待たせてもうたけど…俺と付き合ってください…」
「…はい…(泣)」
横「泣くなや〜笑」
ずっと欲しかった言葉をずっと好きだった人が言ってくれた。
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作者名:ゆりかご | 作成日時:2020年10月1日 10時