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「おはようございま〜す」
店「おはー」
「………あれ?」
横山さんのロッカーの名前が剥がれてる。
急いで中身を確認するとほとんど空っぽ。
「店長!!横山さんは?!」
店「…しばらく、お休みするって。そのまま辞めるかもとも聞いてる」
「…そう、ですか…」
それしか言うことが出来ずに業務につく。
「いらっしゃいま…って、みおちゃん」
み「こんばんは!」
みおちゃんの隣には背の高い男の人。
「この前言ってた…?」
み「はい!彼氏です!」
??「わー!照れてまうわ〜。どうも、丸山 隆平です」
丸山さんは写真の通り優しい顔をしていて人当たりもいい。
み「この前話したAさん!」
丸「あー!てことは横山くんの!」
み「しー!だめ!」
丸「ごめ〜ん」
このカップル、ふわふわしてていいな。
「横山さんとお知り合いなんですね」
丸「おん!大学一緒やってん」
「そうなんですね」
大学通ってたことすら知らなかった私はもうなんて言ったらいいんだろう。
丸「さっきそこで横山くんに会ったで。」
「…はい…」
み「会いたそうでしたよ。コンビニの前突っ立って。」
軽い不審者じゃん。
「…私からは会えません…」
み「Aさん…」
丸「横山くんシャイボーイなんですよ。Aさんから逢いに行くか、気長に待ってあげるかしてあげてください」
そう言葉を残して買い物をして2人は帰っていった。
「…店長」
店「んー?」
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作者名:ゆりかご | 作成日時:2020年10月1日 10時