検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:20,163 hit

60 ページ10

「彼女、できたって…」

大《それは知ってた!すばるくんに彼女が出来たことは報告されて、正直嫌味かって思ってた…》

「…すごい綺麗な人だった…(泣)」

大《…なぁ》

「…ん?…(泣)」

大《家、行ってもええ?》









優しく低い声が耳に響く。









大《今はそばに居てあげたい》

「…そんなのやったら…大倉くんだって苦しいし…私もまた大倉くんに頼っちゃう…(泣)」

大《頼ってほしいんやけど?てかもう向かってるし。》









電話の奥からナビの音声が聞こえる。









大《お願い》

「…一生のお願い…?(泣)」

大《おん。一生のお願い。》

「…いいよ…聞いてあげる…(泣)」

大《ありがと…》









車で30分の距離。









大倉くんはずっと電話を繋いでてくれた。









大《着いたで》

「…ん…(泣)」









玄関を開けると髪の毛がびしょびしょの大倉くん。









「なんで濡れてんの…?(泣)」

大「なんで泣いてんの?」

「んん…」









大倉くんの服の袖で顔をゴシゴシされる。









大「電話でた時ちょうど風呂出てすぐやってん」

「言ってくれればよかったのに…」

大「ええの。」









強制的にリビングまで歩かされる。









大「ちなみに言うとくけど俺はまだ全然好きやからな」

「…うん」

大「うん。知ってる。」









私が床に座ろうとすると、いいからと言って大倉くんが床に座って私はソファーに横になった。









大「ほんまはずっと抱きしめて一緒に寝たいんやけどな」









そう言う大倉くんは私が眠りにつくまでずっと手を握ってくれていた。









.

61→←59



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆりかご(プロフ) - aaaaさん» お返事遅くなってしまってごめんなさい…!ありがとうございます!他の作品にも目を通していただけるとこれからの励みになるのでお願いします、! (2020年9月22日 1時) (レス) id: 38dafde06f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかご(プロフ) - なぁさん» お返事遅くなってしまってごめんなさい…!ありがとうございます!かめさん更新ですけど暖かい目で待っていただけると有難いです、、! (2020年9月22日 1時) (レス) id: 38dafde06f (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - いつも楽しく読んでます!すばるくんに彼女が出来た、なんて…。恋愛には付き物な展開でハラハラしてます!これからも頑張って下さい! (2020年9月20日 16時) (レス) id: d778143b10 (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - え、え、すばるくん彼女出来た、、え、、。すごく楽しみに読ませていただいてます!続編おめでとうございます!これからも応援しています! (2020年9月20日 16時) (レス) id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆりかご | 作成日時:2020年9月20日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。