ずっと支えてて.2

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渋谷side









《ただいま、電話に出ることができません…》









Aが帰ってから電話したけど出えへん。









PRRRRRRRRR…







《もしも〜し》

｢あ、安？今平気？｣

安《おん。なんか来るやろうなって思って真っ直ぐ家帰ったで》









安が友達でよかったわ。









｢…何から話せばええんやろか…｣

安《歌やろ？Aちゃんに向けた》

｢おん…｣

安《それは伝えたん？》

｢伝えた。｣

安《そしたら？》

｢俺がおんしか返さへんくて怒られた。けどちゃんと好きって伝えた｣

安《そんでそんで？》

｢…遅い、都合良すぎる、お人形じゃない…色々罵倒されて公園置いてかれた…｣

安《まぁ渋やんが悪いで》

｢わかってんねん…｣









胸がギューッと苦しくなる。









｢…もっと言葉上手に使えたらええのに…｣

安《渋やんは十分に気持ち伝えられてると思うでー？Aちゃんの波長と上手く合わへんのとちゃう？》

｢…どれだけ好きでもか…？｣

安《おん。》

｢…愛おしくて抱きしめたくて、メンバーにも近付けたくなくてもか…？｣

安《おん。合わへんもんは合わへんねん》









Aの泣き顔が頭から離れへん。









｢…どうしたら…戻ってきてくれると思う…？｣

安《その時が来るまではどう足掻いても無駄やと思うで〜》

｢…その時…｣

安《でも勘違いせんとってや！俺は2人の味方やからな！いいことはいいって言うし悪いことは悪いって言うでな！》

｢わかってる…｣









なんやかんやと話して安と電話を切った。









｢…なんやねんな…｣

安《いや、バイバイって言うてへんで〜？》









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