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その後千空と、石化した世界のその後についてを小一時間程話した。
私は、私が観測できた範囲のストーンワールドについてを伝えた。
ただ、これについてはどうやらメモリの破損のせいで殆どが記憶から抜け落ちていたようで、大した事は話せなかった。
そもそもこの身体のメモリ容量は200年分程度が限度であり、それ以上の活動は想定外なことに加え、3000年も経っているのだ。
当然と言えば当然である。
千空は、彼が目覚めてからの事、そして石化復活液の事、しかし今はそれが司という男によって作れなくなった事を教えてくれた。
父さんを助ける為には石化復活液を作れないといけない……。
もし私が司側＿＿＿つまり司帝国に協力した場合、石化復活液は手に入るかもしれない。
しかし、父さんは世辞にも若いとは言えない……司は父さんを復活させてはくれないだろう。
そもそも科学の再興をさせまいとしている司が、父の科学の集大成であった私を仲間に受け入れるとは思えない。
千空に私の部品などを与えない為にも、壊され、処分されるのは目に見えている。
となるとやはり、千空に協力し、石化復活液の元となる奇跡の洞窟を奪還するのが最善手。
『話を聞かせてくれてありがとうございます。
目覚めさせてもらった恩もある事ですし、良ければ私もあなたに協力させて下さい、千空。』
「クク、ああ、助かるぜ。
なんせ今はマンパワーが圧倒的に足りてねぇからなぁ。」
……力仕事をするのか？
まあ、疲労という概念は私にはないし、別に構わないけれども。
「千空？誰と話してる、ん……だ……」
声の主の方へ振り返ると、黒髪の青年が一人、こちらを見ていた。
『初めまして、私はAと申します。
この度科学王国に協力させて頂く事になりましたので、よろしくお願いしま』
「いや待て待てなんでお前服着てねーんだよ！！
千空もなんで平然としてんだよ！？」
ああ、服……そういえば、服を着てなかった。
まあ、これは多分活動停止の時からそうだったと思うけど……。
「ああ？
お前も言ってただろ、こいつは人間じゃねぇって。」
人間じゃあ確かに無いですけど、一応少女として作られたのでそれは傷つきますよ？
「人間じゃねえから良いとか、そういう事じゃねえだろおお！」
黒髪の彼はそう叫びながら、恐らく全速力でどこかへ走っていった。
彼の事はシャイな青年、と覚えよう。
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (6月15日 18時) (
レス) @page9 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
瑞野エイ(プロフ) - 現在は余裕が出てきたため再開しようとした所、前垢にログインできなくなっており、このような形になってしまいました。申し訳ありません。 修正等加えながら書いていきますので、またお付き合い頂ければ幸いです。 (2021年1月31日 21時) (レス) id: 33f47a7180 (このIDを非表示/違反報告)
瑞野エイ(プロフ) - 同名義の作品がありますが、作者は同一人物です。以前に私生活の都合上作品の更新が難しくなり、勝手ながら更新停止させて頂きました。 (2021年1月31日 21時) (レス) id: 33f47a7180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞野エイ | 作成日時：2021年1月30日 19時
