刀ミュ36〜黒羽side〜 ページ39
「く、ろばさん...」
小さいAちゃんの声が聞こえた。見ると唇の端から血が零れている。
黒羽「何、してるんだ...!!離れろ!!」
怒りがこれでもかって言うほどに体を包んだ。拳に自然と力がかかり、気が付けば相手の頬を殴っていた。
Aちゃんは怯えていた。
社長「ぁ......ぅ。」
黒羽「ねぇ、もう関わらないで。...次やったら許さないよ?」
社長「ひっ...!!わ、...。」
男は急いで走り去った。俺はヘラっと笑った。そうしないと、Aちゃんが怖がってしまう気がしたから。
黒羽「ごめん、見たく無かったよね。大丈夫、じゃないか...。よし、よっと。」
俺は軽すぎるとも言えるAちゃんの体を抱き上げた。
自然と表情が出ているのか、どんな表情をしているのかわからない。今にも崩壊しそうなAちゃんに話しかけた。
黒羽「今日は、泣いていーよ。我慢しないで。」
そう言うと彼女の目の端からポロっと雫が零れた。
フードをかけて、俺は歩いた。人の目何て気にしない。Aちゃんは安心したように眠っていた。
家に帰ってAちゃんをベッドに寝かせた。そして、横に寝転んだ。
黒羽「ん、ぁ、起きた?」
起きている彼女に話しかけると、ぁ、と困惑ぎみにAちゃんはこっちを見ていた。
そして何かに気付いた様にフードで顔を隠した。
「ありがとうございました....。本当、馬鹿ですね私。」
あはは、と笑っているAちゃんを見ていると、苦しくて。気が付いたら手を引き寄せていた。
黒羽「お願い、そんなに無理して笑わないで。ちゃんと、弱音吐いていいんだよ。」
そう言うと彼女は泣きそうな顔をして、話し始めた。
黒羽「そ、っか。女の子なのに、辛かったね...」
俯く彼女をまた抱き締めた。
「ｳﾋｬｯ...!!」
黒羽「あはは、いつものAちゃんに戻ったね。」
背中をポンポンしていると、彼女の体から力が抜け、小さな体が寄っ掛かってきて、バランスを崩して倒れた。
「うぁ、...//」
目を開けると、赤い顔をしているAちゃんが俺を押し倒す形でベッドに手をついていたのが見えた。
鼓動がドキドキと頭に響いて五月蝿い。Aちゃんの指にソッと触れると、ﾄｸﾝ、ﾄｸﾝという速い鼓動が伝わって来た。
俺は、その可愛いく桃色をしたAちゃんの唇にキスをしていた。
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L - 流司くんが好きなので、出てくるたびにニヤニヤしてます…。 これからも応援します！！！ (2020年3月4日 9時) (
レス) id: a8a75e2dc6 (このIDを非表示/違反報告)
紅華乃 - ID変わっております、ｱｶﾉです!!とうとうhit数が九万を越えました!!これも応援して下さる皆さんのおかげです!!ありがとうございます!!そしてこれからも「私、刀ミュに出演します!!」シリーズを宜しくお願いします!! (2018年1月31日 0時) (レス) id: 7646651ae0 (このIDを非表示/違反報告)
紅華乃 - 蓮葉さん» コメント有り難うございます!!分かります、!皆好き何ですよね...!()崎山さんは何か大人っぽい天然キャラと言うか()作者の勝手な妄想ですけど()実を言うと、また新作出します(( 崎山さんだったり...?乞うご期待願います!! (2017年12月29日 16時) (レス) id: 44ebb79783 (このIDを非表示/違反報告)
蓮葉 - 全員好きなんですけど、やっぱ1番は崎山丸推してます (2017年12月26日 19時) (レス) id: a73de87c0a (このIDを非表示/違反報告)
紅華乃 - 雪さん» ですね!!本当沼沼です...()ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年10月16日 12時) (レス) id: 44ebb79783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅華乃 | 作成日時：2017年5月30日 17時
