Just you and I (ページ6)

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私達は掛け声を終えてステージに移動するために廊下に出た。

ユナとシヌは2人で最終チェックをしながら歩いていて、ハナは集中モードに入っていた。

私も声のチェックをしながら歩いていると、前の方から奇抜なファッションと個性的な髪をした男性5人が歩いてきた。

私はあの人達がBIG○ANGだとすぐに分かった。

韓国のアーティストの中で、あんな奇抜なファッションが似合う人達はBIG○ANGしかいないだろう。

そんな中、ユナとシヌはBIG○ANGとすれ違うたびにコソコソ2人で話している。

どうせ「かっこいい」とか言ってるんだろうと思ってハナを見ると、ハナも目をキラキラさせながら1人の人を見ていた。

それはTOPさんだった。

ハナはずっとTOPさんのファンだったから、きっと今幸せな気分だろうなと思った。

私はメンバーを見ながら色々考えていると、BIG○ANGのメンバーのみんなからチラチラ見られている事に気がついた。

何でこんなにチラ見されるの？

私なんか変？

と思って、自分の衣装をチェックしていると

男の人「あの…」

A「はい？」

私は誰かに呼ばれていると思って振り向いた。

きっとスタッフなんだろうと思っていると、そこに立っていたのはなんとG-DRAGONさんだった。

ジヨン「これ、落ちましたよ？」

そう言ってG-DRAGONさんが差し出したのは、私の衣装についていたアクセサリーだった。

A「ありがとうございます」

そうお礼を言って、人見知りの私は笑顔を作ってその場を急いで去った。

心の中では、逃げるようになってしまって申し訳ないと思いながらステージに向かった。