Just you and I (ページ37)

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集合時間の10分前に俺はレストランへ着いた。

もうA着いてるかな？

そう思いながら予約しておいた個室へ向かった。

個室へ向かうとそこにはまだAはいなかった。

女性を持たせるのは自分の中で許せないと思っていた。

だから、Aがいない事にどこかホッとしていた。

席に座ってしばらく待っていると

ガラ…

音がした扉を見てみると、そこには待ち続けていた綺麗な女性が立っていた。

黒いワンピースを着ていたAは大人っぽくて、でもナチュラルメイクによってどこか幼さも残っていた。

ジヨン「久しぶり。ワンピース似合ってるね」

A「久しぶりだね。ふふ、嬉しい。待たせてごめんなさい」

ジヨン「俺もさっきついたところだから。さぁ、座って？」

A「うん」

それから俺とAは、食事をしながらたわいもない話を続けた。

ジヨン「そういえばヒョンとメールしてるの？」

A「うん、ユナが勝手に教えてたみたい。タプさん凄く優しい人だね」

ジヨン「そっか…」

A「ジヨン…？」

ジヨン「ごめん、ちょっとお手洗いに行ってくる」

俺はその場を離れトイレへ向かった。

情けない…

自分からタッピョンとのメールの話を切り出したのに、嫉妬してあの場から離れるなんて…

なにやってるんだ俺…

そう思いながらタバコに火をつけた。

そして落ち着いた俺は、Aの元へ向かった。