Just you and I (ページ31)

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僕はAさんと一緒にVIPルームを出て行ったユナさんが気になった。

Aさんが帰ると知った時、ユナさんの表情が暗くなったからだ。

2人がVIPルームを出て1時間が経っていた。

ユナさんがあまりに遅い。

そう思った僕はVIPルームを出た。

見送りするのにこんなに時間がかかるか？

いや、こんなに外にいたら凍え死ぬぞ。

そんな事を考えて1階のホールから出口に続く通路を歩いていると、前の方にしゃがみこんでいる女性を見つけた。

僕はその女性が誰なのかすぐに分かった。

ユナさんだ…

僕はしゃがみこんでいるユナさんに話しかけようと近くに寄った。

すると、ユナさんが泣いていることに気がついた。

テソン「ユナさん…？」

僕はそう声をかけた。

その声に驚いたのか、ユナさんは驚いた表情で僕を見た。

そして

ユナ「テソンさん！」

と言った。

ユナ「どうしてここに？」

テソン「帰りが遅くて気になったから。」

ユナ「そうなんですか…。心配かけてすいません」

ユナさんはそう言いながら涙をふいていた。

テソン「何かあったんですか？」

ユナ「いえ…」

テソン「何かあったから泣いているんでしょう？」

何か隠しているユナさんに僕は少し強く言ってしまった。

ユナ「聞かないでください…。お願いします…」

ユナさんは弱々しくそう言った。

僕は知りたかった。

なぜ泣いているのか

でも、ここで無理をさせたらユナさんがきつい思いをしてしまう。

そんなことはさせたくない。

そう思った僕は

テソン「わかりました。でも無理しないでください。何かあったら相談のります」

そう言って、ユナさんを立たせた。

ユナ「ありがとうございます。テソンさん」

テソン「いえ。そろそろ戻りましょうか？」

ユナ「はい」

そうして僕たちは、みんなのいるVIPルームに戻った。