サディスティック星の王女 【沖田総悟】

JKの言葉はついていけない ページ24

最近の真優の様子がおかしい。

兄上に対する目が怖いというか態度が変だ。

その答えはすぐにわかった。

《あの人さえいなければ振り向いてくれるのに》

いつかそんなことが聞こえたことがあった。

あの人って…！私はいつも兄上と一緒にいるから……兄上が危ない！

『兄上に手を出す奴はたとえお偉いさんでもぶっ飛ばしてやる。男女関係ないからね』


近藤「A、どうした？すごく殺気立ってるけど！？」

『特に何もないでさァ。強いて言うならサド王子を探してまして』

近藤「総悟なら道場に行ったよ。真優が何でか後つけてたけど」

『ありがとうございます！！』

急いで道場へと向かう。走れ、走れ。

『他の奴らが許しても“俺”が許さねェ！！』

一人称が“俺”になっているということは相当な場合なときだ。

これも覚えときなァ。

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