罪人＿ﾂﾐﾋﾞﾄ＿

第33話ーNAOTOsideー ページ34

ーーーーーーーーービデオ鑑賞後ーーーーーーーーー




EXILE「…」


俺、なんて最低なことしたんだろ



なんて甘っちょろい考えじゃなかった






大「うわああああああｯ(泣)」




世「ｯ、(泣)」









岩「…」






岩ちゃんも黙ったまんま









と言うかずっと顔伏せてるからきっと泣いてるんだと思う









俺もきっと泣いてる


だってさっきから視界が歪んでんるんだもん


すると



コンコン






急になる楽屋のドアをノックする音




敬「…どうぞ」





元気ない敬浩さんが返事し楽屋のドアが開いた





中から出てきたのは見覚えのある顔








亮「どうも、お揃いですか皆さん」





前と違って背も伸び、声もすごく低い







岩「Reformerさん…？」



出てきたのはあの有名アーティスト




Reformer





亮「もう今度は、言い逃れできませんね？」



彼は俺らに一つに日記帳を手渡した






とても白く飾り気のない無地の日記帳



それじゃ、と言ってReformerさんは帰ってしまった


日記帳を開くとそれはAの今までの記録が残っていた








〇月×日

今日は先輩EXILEさんと一緒に撮影！


失敗がないように頑張らなきゃ…

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〇月×日

EXILEさんとリハ見学！

とっても勉強になったなぁ…


私も頑張らなきゃ！




そこにはAの純粋な思いが書かれていた





しかし



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〇月×日




今日も殴られた


痛い



きっとみんな疲れてるのかな…？

今辛いけど我慢すればきっと



またいつものように笑ってくれるはず


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〇月×日


今日右手と左手の指が全壊した


持病の方も悪化してしまった




嫌だよ、まだみんなと一緒に居たいのに




後＝＝＝＝しか居られないだなんて…



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え…



なぜかそこだけ、黒く塗りつぶされていた





日記もそれ以降記されている事は無かった

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