罪人＿ﾂﾐﾋﾞﾄ＿

第16話ー亮sideー ページ17

あれから俺は力が抜けたような感覚に陥っていた


飯も、水も何も口に入れず



友達、先生からも心配だと家に何度も連絡が来た



けど出る気になれなかった





一人くらい部屋に籠っていた




ふと、ある日





ピンポーン





家のチャイムが鳴った



また、先生かな



そう思っていたら







Ami「すいませーん、Aいる？」


晴「身体大丈夫？」




亮「！？」




信じられない…



いや、まずどうする



開けるべきなのか？




E―girlsはどっちなんだ



黒？


白？






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亮「いらっしゃいです」







萩「おじゃまします…」


Aya「あの…Aは」






亮「姉なら今ここには居ません」






夏「え…？」




S「どういう事…？」






Eーgirlsの皆さんは微妙な表情して二階に上がった






そして、数分後聞こえたのは






多くの泣き叫ぶ声






その泣き声は2時間半続いた









しばらくして、目を真っ赤に腫らしたEーgirlsさん









中には無心状態の人もいた






まるでアーティストとは思えない







まさしく俺の最初の状態だった





石「私ｯ…許せません…」







山「杏奈、落ち着いて！」





石井さんが俯き加減にそう言った





俯いても見える彼女の瞳に宿っていたのは




大きな悲しみと




憎しみ







ああ、



姉貴




姉貴にもこんな思っている人がいるよ








あいつら、許さない


許さない許さない
許さない許さない許さな許さな許さない





復讐してやる





みててね



姉貴の意思は俺が継ぐ

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