23[Tadayoshi side] ページ23
あれから2週間。
ありがたいことに仕事が忙しい。
その代わり、この2週間、
Aと全く会えていない。
今日はドラマの撮影があってんけど、
早めに終わったから
Aに連絡して会いに行こう思ってた。
でも何回電話しても出なくって
何度目かにかけた時、聞こえてきたのは
知らない女の声。
「もしもし…？
えっと…鈴木さん…って…
ストームさんの方ですか？」
ああ、そういえば
念のために、俺の連絡先、
鈴木祐介って登録したって言うとったわ
そういう気遣いできるええ女やねん。
「あぁ、いえ、違くて、
あのー、何でAの携帯を？」
「もしかして、彼氏さんですか！？」
「ええ、まぁ。」
「あー！すみません！
私、Aの同僚で夕実って言います！
取引先の会社の方だったらまずいと思って
電話取ってしまって…すみませんでした！」
「あぁ、ええんですけど、
A、電話でれないんですか？」
「あ、さっきトイレで倒れてて…
顔色もすっごい悪かったんで、
医務室で寝てるんです。」
倒れた！？
それ大丈夫なん！？！？
やっぱり全然食べてなかったんやな…
夕実ちゃんには、迎えに行く、と伝えて
車に乗って急いでAの会社へ。
会社の下についてAに電話を掛ける。
2週間ぶりに聞いた愛おしい声は
弱々しくて少しかすれてて
これは病院決定やと思った。
数分後、会社から出てきたAは
足取りがおぼつかなくてフラフラしてた。
これは運んでやらなあかん思ったら
後ろから誰かに呼び止められて
その瞬間、Aの顔が強張って
涙が溢れそうになっているのが車からでも見えて
俺は車から飛び降りてAの元へ走って
Aの体を強く抱きしめた。
2週間前よりさらに細くなった体は
手が氷みたいに冷たくて
それなのに顔は真っ赤で
なんかごちゃごちゃ言ってる男を振り切り
Aを車に乗せ、病院へ。
やっぱりストレスが全ての原因で
点滴を打ってもらってから帰る。
入院も勧められてんけど
Aがそれはどうしても、って言うから
1ヶ月位かけて体を休めろ、と言われた。
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yuikura(プロフ) - ＫＹな後輩とアホな上司もつと疲れるわぁー。なんか気持ちわかる。はよ、助けてあげてー！ (2016年9月9日 0時) (
レス) id: 5f0651dc3e (このIDを非表示/違反報告)
うみたん(プロフ) - イエローもんすたぁさん» ありがとうございます！とても励みになります！頑張ります！（≧∇≦） (2016年8月28日 3時) (レス) id: 05850c9680 (このIDを非表示/違反報告)
イエローもんすたぁ(プロフ) - この作品めっちゃ面白いですね！頑張って更新して下さいo(｀ω´ )o応援してます。 (2016年8月28日 2時) (レス) id: 8015318d99 (このIDを非表示/違反報告)
うみたん(プロフ) - 凛さん» ご指摘ありがとうございます。直しました！ (2016年8月27日 22時) (レス) id: 05850c9680 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 最後のページ「呼んだ」が「読んだ」になってます。 (2016年8月27日 22時) (レス) id: 348ff41b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみたん | 作成日時：2016年8月25日 1時
