ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2 (ページ43)

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そして、6日目……

柊「……起立、今日も俺の授業を始める。礼。」

全員が礼をし、先生はスマホを私たちにむけた。

そこには……

みんなのみゃーちゃん

先生に騙された

とのツイート、それと手足の写真

柊「……今朝、これを投稿したのは誰だ？」

ざわつく中、1人おそるおそる手を挙げた

柊「結城…………。
指示を出すまでSNSに投稿するかと言ったはずだぞ。」

結城「でも、すっごいフォロワー増えましたし……」

柊「そういうもんだいじゃない。」

そうあきれたような少し怒ったような感じで言うと、先生は眼鏡を外し、

そして、誰かに電話をかけた

柊「さぁ、盛り上がっていこうか……！」

柊「……おはようございます！！ほかの先生にも聞こえるようにして貰えますか？

……皆さん、昨日は突然のカミングアウトに驚かれたかと思います！」

坪井「お前何考えてんだ！！あんなデマ流しやがって！！」

柊「……デマではありませんよ。あなた達のなかに景山澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼した犯人がいます。添付された顧客リストの画像もご覧になったはずですよ。」

そしてもう1人フェイク動画を依頼した犯人の娘がここにいる。

私「…………。」

唯月「…………？」

武智「……あんなの信じるわけないでしょ！」

佐久間「そうですよ！！我々のなかに犯人がいるわけないでしょ！！」

柊「ハハハッ、僕もそう思いたかったですよ。」

柊「そこで今日は皆さんに課題を与えたいと思います。景山澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼したhunterは今夜8時までに名乗り出てください。名乗り出なかった場合、教室を爆破します。」

校長「何言ってるんですか！！！」

柊「生徒の命は教師の皆さんにかかっています。いい知らせをまっていますよ。

Let's think.」

そう言って電話を切った

私はなんのために生きたのだろうか、澪奈の女の子すら、助けられなかった

何より、自分を助けられなかった

むしろ、助けない、見て見ぬふりだった。

自分に本当に失望したその瞬間だった。

ねぇ、澪奈──────────

ごめんね、私のせいで……私のせいで……

━━━━━━澪奈は命を落としたんだよ……