ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2 (ページ21)

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甲斐くんが一人でいるなか、茅野さんがいきなり、甲斐くんの前にたった.

茅野「あの…そのせつはありがとうございました！」

甲斐「は？」

茅野「前に澪奈がさらわれそうになったとき、助けてくれたんでしょ？

澪奈は甲斐くんのこと、命の恩人だって」

甲斐「…だったらなんだよ。」

茅野「そんなあなたが、澪奈を陥れるために、動画を撮らせたとは思えないし、なにか事情があったんじゃないかって。」

甲斐「…そんなもん、ねーよ。」

甲斐くん…

苦しそうだった

助けてほしいけど、言えない。

だって、きっと脅されているから。

唯月も複雑な顔をしていた。

その時

茅野「私でよければ相談にのるし、力になれることがあれば協力するから！」

甲斐「なにいってんだよ笑

なにも知らねーくせに、首突っ込むんじゃねーよ」

甲斐くん…

茅野「だったら、話してよ。なにも知らないから、みんなどうすることも出来ないし、話してくれれば、きっとわかることもあるだろうから。」

甲斐「今さら、言ったとこでなにもかわりやしねーよ」

茅野「変わるかもしれないじゃん」

私「茅野さん。」

茅野「？鈴木さんもそうおもうよね？」

私「…茅野さん、知りたいのはみんな一緒。

茅野さんだけあせって、答えを出させる必要はない。

言いたくない(言えない)秘密があるのはみんな一つくらいあるでしょ？

甲斐くんが夜８時までゆっくり決めて答えればいい。」

甲斐「っ…」

涼音「じゃぁ、甲斐が答えなかったらどうするわけ？犠牲者だせっていうの？あんたほんとこりないよね？まだ気がすまないの？

もうさ、あんたが死ねば？」

唯月「…え…」

私「…別に私はいいけど、まだ死ぬわけにはいかない。その望みの日はきっとすぐ来るよ？」

涼音「…は？意味わかんな笑

こいつと話してるとこっちまでバカがうつるわー」

唯月「…ちょ…」

私「いいの、唯月」

甲斐「っ……」

甲斐くんは走って教室を出てってしまった