ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage1

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過去






掃除の時間








澪奈の机を誰も運ぼうとしないので、運んでみると、そこの机には……。








死 ね、ドーピング、ゴミ、消えろ……。








なに…これ…






とりあえず澪奈の机を運ぶ。






運び終わった時







唯月「A！掃除終わったら、一緒に帰ろ？」









私「あー…ごめん！今日、先生に呼ばれちゃって…先帰ってていいよ？」









唯月「あー…でも待つよ？」









私「う、ううん！本当にいいの！話長い先生だから……。」









唯月「あー、もしかして、武智？」









私「そ、そうそう！」









そんなの、あるわけない。









唯月ごめん。








唯月「…じゃ、先帰ってるね！」









私「う、うん！また明日！」









唯月「んー」








放課後みんないなくなったのを確認して、









雑巾と水の入ったバケツを用意して、澪奈の机を必死に磨いた









澪奈…









掃除するのに結構集中していたせいか、下校のチャイムが鳴った








キーンコーンカーンコーン






え？！もう、下校？！？！




やば！あ、でもあとちょっと！









…よし、完璧！




かえろ…




澪奈「……。」




私「…！れ、澪奈？」



澪奈「これ…こんなに綺麗にしてくれたの？」





私「う、うん…あの、澪奈だいじょ…」


澪奈「ありがとう…！」



その時の澪奈の顔は微笑んでいるのか、泣きそうなのかわからない表情だった。





私「…あ！そうだ、もう、せっかくだし、一緒に帰ろ？」




澪奈「…！うん！」




歩いた時、急に澪奈が止まった




私「ん？どうしたの？澪奈」




澪奈「…本当にありがとう」



私「…大丈夫だよ？澪奈！何かあったら、私に相談してね！力になれるかわからないけど、全力尽くすから！」




澪奈「うん！」









唯月「……。」

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