214 「G.I.にいざ行かん……だけどさ」ヒソカ「ボクも一緒でしょ？」「嫌ぁぁぁぁあ！」 ページ9
*
さて、G.I.に行くのはいいけど。
「何でヒソカも一緒なの！？」
「ダメなの？」
「ふつうに嫌なの！」
いや、たしかに師匠と2人にして置いて行くのはかなーり不安だよ？不安すぎて泣いちゃうくらい不安だよ？
でも旅団を侮辱して殺そうとして挙句師匠まで襲おうとして、さらにまだ懲りずに雇われようとしてるこいつ本当に嫌だ！！
「利用したいとは言ったけど……言ったけど……師匠〜〜」
「甘えてもダメだ。一緒が嫌ならお前が残れ」
「それは無理！G.I.行く！！」
「それならヒソカと一緒だ。安心しろ、お前が万が一手を出されるようなことがあれば、
「そんなのボクもゴメンだし♠(クロロを殺って、セレネを殺る方が面白そうだし♥)」
報酬は師匠とのタイマン。それも嫌なのにぃ。……いや、ちょっと見たい気もするけどね。
「仕方ない、かぁ……」
「よろしくね♥」
「いいか、お前は今から私の下僕だからな！命令に従わなかったらまた拷問するから！」
「怖いなァ、もう♠」
ビッ！とヒソカの鼻先に指を立てて、言う。指の先につくった髑髏を見て、ヒソカは微笑んだ。
師匠セレクトの服に着替える。黒のオフショルのタートルニット、伸縮性素材のジーンズで、髪は後ろでポニーテールに。
腰にナイフホルダーを装着、動きやすさが損なわれないことを確認し、満足気に一息。
「セレネ、こっち来い」
「はーい」
鏡の前に座った師匠は何やら耳をいじっている。座れと目で示されて膝の間に座ると、今度は私の耳をきゅっと掴まれる。
「何？」
「じっとしてろ」
ちくん、と少しの痛み。金具の音が聴こえて、師匠が手を離した途端、耳に今までなかった重さを感じる。
「……わぁ！？」
「貸しておく」
いつも師匠が着けているピアス。その青紫の宝石がキラキラ光って見えた。
「いいの？やったぁ！」
片方のピアスも付けてもらって、嬉しさにへにゃっと笑う。このお宝を自分が付ける日が来るとは……！
師匠の手が私の髪をゆっくり撫でた。
「ちゃんと、帰ってこいよ」
優しく、優しく。いつもの撫で方とはちょっと違う、くすぐったい感じ。
「うん」
ちりちり胸の底がくすぐったくて、目を細める。
ーー弟子にする仕草じゃないぞ、……師匠。
「あのーう？師匠？なんか今日おかしいね、恋人みたいになってるよ？」
あは、といつも通りにふざけた口調で。
それなのに師匠はぴたりと黙った。
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勿忘草 - 216話の少女(57歳)に吹きましたwロリババa((殴 (2020年6月5日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - ２１２話最高ですね夢主...強い(確信) (2020年6月5日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 白瀬さん» 早口言葉ですね！！さぁご一緒に！！「ボポボボポボボポばがぶっ」(舌を噛む) (2019年8月29日 17時) (レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - ボポボって言いづらいよね‥（遠い目 (2019年8月19日 21時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 林 香織さん» 香織さん、ありがとうございます！クロロイケメンになってますか！？良かったです！！更新ペースが遅くて申し訳ないです…楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります！ (2019年7月12日 23時) (レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2019年4月7日 0時
