【H×H】美少女はクロロの弟子！しくすす！

228 「わ、私だって男釣るくらい簡単なんだから！」ビスケ「あらぁ、お仲間かしら？」「ビスケちゃん上手そうだ。絶対上手い」ビスケ「んふふふ」 ページ23

*



「そこの可愛らしいお嬢さん、僕と出会ったのはきっと運命……どうだい？一緒にお茶でも」

「いいや、運命なんて私は信じない。大事なのは、愛の大きさだ。そうだろ？」

「愛の大きさなら俺は誰にも負けねぇよ。お前ら、俺の女に近づくんじゃねぇ」

「申し訳ありません、私にはクロロ＝ルシルフルという大事な大事な師匠がいるのでぇ！！」

この街の男どもはゴミに群がる蠅か何かか！！セリフの一つ一つに背筋粟立つわ気持ち悪いわ！！

「助けて！誰かマジで助けて！もう疲れた！！ゴン！」

「手とか繋ぐ！？」

「名案！」

ゴンと手を繋いだら、何とか男どもは散りました。恋人が成立した人間の組みには近づかないのがこの街のルールらしいので助かる。

さっきからヒソカが美少女(巨乳)にぶつかられたり、ゴレイヌさんが美少女(ツンデレ)を転ばしてしまったり、ビスケちゃんがイケメン(普遍的には見た時であって私がイケメンだと認めるのは師匠だけだ)に落とされそうになったり、しっちゃかめっちゃか。

「ヒソカ！いい加減出る！嫌い！ここ嫌い！！」

「ここなら退屈しないのに♥」

退屈……って。

ちらりとキルアを見ると、キルアは何かに気が付いたような表情をしていた。やべ、気が付かれたかな。全く、頭良いねぇ。

「キールーアーっ」

「……うわ！？何だよお前！」

「そんなに嫌そうな顔しなくても……セレネは悲しいよまぁいいやあのさちょっと聞きたいんだけど」

「話早い」

「クラピカに、G.I.内に『クロロ＝ルシルフル』がいるってことは当然伝えたんでしょう？クラピカどんな感じだった？」

「どうって、普通に」

言葉少なにキルアは答える。うん、良い選択だ。嘘をつくわけでもなく。

「クラピカは多分、クロロが念を外したらわかるようにセットしてんだろうなぁ。用意周到。そういうとこ賢い。さすがクルタ」

「なんか関係あんの？」

「いや、……」

ただ、私も本当に小さい頃は母からたくさんのことを教えてもらったから。世の中の裏表のことを。

「そうだ。セレネ」

「ん？」

街を抜けてから、ゴンが手を繋いだまま頼んできた。

「バインダーのリスト見せてよ」

「リスト？どしたの」

まさか、ゴンも私たちが旅団と既に接触してると気付いてーーは、いないか。流石にそこまでの考察力はゴンには無いはずだ。

(……ヒソカ)

バレないように目線を合わせて、ヒソカに軽く練をしてもらう。ナイス。

「カード貰って良い？」

「うん。これ」

リストを開き、こっそり『薄っぺらな嘘/ドッキリテクスチャー』を発動。

危ない危ない。




*

229 「にーにーきゅー！ってことで肉食おう」ヒソカ「よく食べるね★」「私の食欲は無限大！！」→←227 「ふっふーん、私を舐めるでないぞキル。相変わらず聡くて可愛いぜ」キルア「あ？何だよバーカ」「ば……っ！？」

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