217 「え、ゴン強くなってない？キルアもだけどさ。……ちょっと会いたい」 ページ12
*
「じゃ、今日は休みにしようかしらね。ちょっと早いけどパーティーでもやる？」
「え？」
ビスケの言葉にゴンとキルアは首を傾げる。ビスケの様子からして、発のヒントを得たからというわけではなさそうだ。
「2人の国ではどんな祝い方をするの？」
「祝いって……？」
ますます首を傾げる2人に、ビスケは微笑む。
「んふふ、修行に夢中で気が付かなかったでしょ？もうすぐ外の世界は新年よ」
ゲームの中と外は同じ時間で進んでいるということは2人は知っていたが、新年ということには気が付いていなかった。
キルアはそういえば、と頷き、ゴンははっと重大なことに気が付いた。
「しまった……！」
「？」
「ハンター試験！！」
ハンター試験の申し込み締め切りは原則年内とされている。早く申し込みをしなければキルアの2回目の受験には間に合わなくなってしまうのだ。
未だゲームから外に戻ったことが無い3人。外への出方を知るために魔法都市マサドラへ向かうことにした。
「それじゃ、ソッコーで合格して戻ってくるぜ」
「うん！」
マサドラで手に入れた情報を元に、G.I.から出るためのチケットを手に入れたキルアを見送り、ゴンとビスケはしばらく2人での生活となった。
「ほら、走りながらも修行！修行！」
キィィィイン
「あの音は……」
走りながら変化系の修行をするゴンたちの前に呪文で着地したのは、色黒の1人の男。ツェヅゲラの試験に受かった同期のアベンガネである。
「その肩の機械は……？一体何があったのですか？」
猫かぶりモードに入ったビスケに、アベンガネは静かに告げた。
「
心臓の拍動と共に、アベンガネのーー否、ゴンたちがG.I.に入ってすぐに出会ったハメ組たち全員の命の時間は減っていく。
爆弾魔がゲンスルーである、との情報ーーその凶悪さについて話し終えたアベンガネは、最後にこう締めくくった。
「できることなら……オレたちの仇を討ってほしい……！少なくとも決して奴らに、ゲームクリアなんてさせないでくれ」
『再来/リターン』によってブンゼンへと消えたアベンガネを見送り、ビスケはゴンに問いかける。
「さて、どうする？」
「変わらないよ。予定通りやろう」
助けられないなら、自分たちにできることは彼らの遺志をくむこと。そのために必要なのは、強さだ。
そうゴンは言って、ふとビスケに尋ねた。
「オレの必殺技、いつ頃完成するかな？」
「……形ができるのはそう遠くないわさ。そうね、ーーキルアが戻る頃までには」
*
218 「……って言ってたらエンカウントしかけたわ。あっぶねー」→←216 「さぁー！やってきましたついに！！ついに！私、g……」「G.I.だね★」「何で遮るんだよばかぁ！！」
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勿忘草 - 216話の少女(57歳)に吹きましたwロリババa((殴 (2020年6月5日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - ２１２話最高ですね夢主...強い(確信) (2020年6月5日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 白瀬さん» 早口言葉ですね！！さぁご一緒に！！「ボポボボポボボポばがぶっ」(舌を噛む) (2019年8月29日 17時) (レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - ボポボって言いづらいよね‥（遠い目 (2019年8月19日 21時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 林 香織さん» 香織さん、ありがとうございます！クロロイケメンになってますか！？良かったです！！更新ペースが遅くて申し訳ないです…楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります！ (2019年7月12日 23時) (レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2019年4月7日 0時
