201 「ナックルとモラウさんすごい良い人だわ」 ページ43
*
「……ハンター協会も勢力争いってのはあるんだ。ネテロさん意外と苦労してるなぁ」
モラウ「だが、パリストンを副会長に就任させたのがネテロ会長だ。面白がってんだろうよ」
「うーわー、目に見えるようだ」
モラウ「嬢ちゃんが闇社会にどっぷり浸かってて、ハンターになったなら、どのみち出会うかもしれねぇな。中々手強いぞ、あいつは」
「ふーん……パリストン、ね。覚えとく」
胃袋から掴め作戦大成功。モラウさんからハンター協会の情勢について色々聞けました。ありがたやありがたや。
「モラウさんとナックルの依頼なら4割引きで請け負ってあげますね！情報ありがと！」
ナックル「闇社会に頼むほど困っちゃいねーよ！」
モラウ「同じく、だ」
「さいですか」
ちぇ、闇社会って言った途端にこれだよ。ハンターさんめ。
唇を尖らせていると、モラウさんが立ち上がった。
モラウ「さて、オレたちもそろそろ腰を上げるぜ」
ナックル「ごちそうさん」
「はーい！名残惜しいけどお元気で！」
2人は夜の森の中に消えていく。その背中に手を振って、私は伸びをした。
「……んー、なかなか」
クロロ「あのナックルという男と、何度か戦ってみたらどうだ？お前に良い経験が得られそうだ」
「そうだねぇ。いつか喧嘩ふっかけてみよっと」
今は、ハンター協会について知れたし、良しとしましょう。
「さて！明日の夕方には次の街に着けるかな？」
凡人なら次の街まで4日と言われた。でも私たちにとっては2日。特に襲撃も無いため、旅は順調。
【クロロside】
紺色のハイウエストミニスカートに、白のニット。上にキャメル色のチェスターコートを重ね、黒髪のウィッグを着けさせて編み込み、サイドで緩く結ぶ。
……よし。
セレネ「めっちゃ達成感でいっぱいの顔してるじゃないですか」
ホテルで着替えさせたセレネの姿は、中々良い感じだ。こいつには、スカートもよく似合う。
「予想以上に似合うな、お前」
セレネ「……なんか恥ずかしい」
黒髪にも違和感は無い。セレネは毛先をいじり、唇を尖らせて俯く。
「おしゃれとか好きな奴らが知り合いにいるんだ。あいつらに教えてもらうといい」
マチやパクは、よく買い物にも出かけるし女性らしい物も好む。セレネのように良い素材で、しかし女子らしさが無いこいつを見れば、パクあたりは黒い笑みで買い物に連れ出すだろう。
セレネ「なんか、寒気がしたような」
「気のせいだ。……他にも何着か盗ったから、着てみろ」
セレネ「いつのまに！？」
*
202 「いやぁ……濃いよ……そういうキャラ好きだけどさ……濃いよ……」→←200 「そして遂に200話……！？すごい！いつもありがとうございますー！！みんな大好き！……ね、師匠も愛してるって言って！」クロロ「……」「声ちっさ！」
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勿忘草 - とっても面白いです！ところでクラピーは女装してなくても可愛い気がするのは私だけでしょうか？ (2020年6月5日 16時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 皆さん、温かいコメントをありがとうございます！本当支えになります。ここからも楽しんでください！よろしくお願いします！ (2019年4月1日 0時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
夜空?(プロフ) - ゆっくりでもいいです。いつでも待ってます。元気を出して下さい。私は主の小説が大好きです。主のおかげで勇気付けられた事もありました。主が無理せず、幸せに、元気になって下さると私は嬉しいです。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: 9a1f04b9d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - あんまり無責任なことは言えないけど...私はこの作品が大好きです。更新されてたらすぐ読みにくるし、次の更新が待ちきれません。ゆっくりでいいです。またこの作品が更新されるのを楽しみに待ってます！ (2019年3月10日 9時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
闇猫(プロフ) - ゆっくり休んで下さい。この作品が大好きので、また会える日をお待ちしております！ (2019年3月10日 1時) (レス) id: c653d2043b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月5日 18時
