【番外編】チョコレートのお宝 ページ36
*
【no side】
高級チョコレートの有名店が新しく開いたカフェ。そこではたくさんのチョコメニューが評判を呼び、開店1ヶ月で会社の過去月間最高売上を記録したという。
そしてその記録は2月が始まって今、更新中である。
？「いらっしゃいませ！こちらのお席へどうぞ」
？「ご注文のスペシャルチョコレートパフェと、チョコフォンデュです」
それは、チョコレートの美味しさによるものでは無い。
？「……ご注文は」
？「ごゆっくり〜」
丁度1週間ほど前にアルバイトで入った、4人の女性たちによるもの、というのが真実。
？「危な……あ、お待たせしました〜」
どこか天然味があり、豊満な胸を邪魔そうにしながらスイーツを運ぶのは、シズク。
？「ご注文はいかが致しますか？」
モデルばりの美しいプロポーションを持ち、客に女神の微笑みを見せているパクノダ。
？「……3種のフルーツ盛り合わせ、ホワイトチョコレートソースでよろしいですか？」
ビビッドピンクの髪の毛と、猫のようなつり目が可愛らしく、しかしどこか気品のあるマチ。
？「以上でご注文はお揃いでしょうか？……ごゆっくりどうぞ」
終始笑顔で接客をこなしながらくるくるとよく働いており、金色の瞳が印象的なセレネ。
それまでいたアルバイトたちが、なぜか4人も怪我をして辞めた時、ちょうどこの4人が面接を受けていた。
容姿端麗、接客は完璧、それなのに4人共個性がある。
こんな女性たちを雇わない店が、あるわけがない。
店員「交代入りまーす」
セレネ「はーい」
看板娘の位置付けになっているセレネたちがいなくなると、なんとなく店内の雰囲気は下がる。他の店員たちは気の毒でならない。
と、そんなことは彼女らは全く気にしていないわけで。
セレネ「つっかれたぁーー」
マチ「肩が凝る」
シズク「言い慣れなくて舌噛んじゃいそう」
控え室に戻ると同時に、ネクタイを解き、第1ボタンを外す3人に、パクノダは1人笑う。
セレネ「8番の席見ました？あの人たち昨日も来てましたよ」
パク「そういえばいたわね」
マチ「ああ、あの……流石に笑顔はできなかったよ」
セレネがバッグからお弁当を取り出して渡しながら、ふっと真面目な顔になる。
セレネ「それで、どうですか？」
『本業』の話。
マチ「ああ、やっぱりシャルが睨んだ通りだよ」
シズク「あたしも何回か見た」
パク「記憶も読んでみたけれど、間違いなさそうね」
−−100年に一度だけ作られる特別なチョコレートが、この店でお披露目される
*
↓→←197 シャル「やっぱここは面白いな」シズク「説明、よろしく」
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勿忘草 - とっても面白いです！ところでクラピーは女装してなくても可愛い気がするのは私だけでしょうか？ (2020年6月5日 16時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 皆さん、温かいコメントをありがとうございます！本当支えになります。ここからも楽しんでください！よろしくお願いします！ (2019年4月1日 0時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
夜空?(プロフ) - ゆっくりでもいいです。いつでも待ってます。元気を出して下さい。私は主の小説が大好きです。主のおかげで勇気付けられた事もありました。主が無理せず、幸せに、元気になって下さると私は嬉しいです。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: 9a1f04b9d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - あんまり無責任なことは言えないけど...私はこの作品が大好きです。更新されてたらすぐ読みにくるし、次の更新が待ちきれません。ゆっくりでいいです。またこの作品が更新されるのを楽しみに待ってます！ (2019年3月10日 9時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
闇猫(プロフ) - ゆっくり休んで下さい。この作品が大好きので、また会える日をお待ちしております！ (2019年3月10日 1時) (レス) id: c653d2043b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月5日 18時
