192 ゴン「ここからだ」 ページ30
*
キルア(7人……か)
キルアが合格して、奥に通された時の人数は7人。誰もが油断ならない目つきで、相当の強者であることがわかる。ちなみに、プーハットもちゃんといた。
キルア(さて、ゴンは大丈夫かな？)
と、座ったその瞬間だった。
ドォン！！
ズズ……
何かが破壊された音が、ステージ方向から響く。直後、部屋にゴンが入ってきた。
ゴン「キルア！よかった、選ばれてたんだね！」
キルア「当然よ。今の音、お前か？」
ゴンはにっと笑う。ウイングに言われた、「すべて同時に」という技は、素晴らしいパワーをもってゴンに応えた。
キルア「どー考えても必殺技だろ？どんな技だ！？」
ゴン「へへー、秘密」
互いにまだ能力は未完成。しかし、完成する日も近いかもしれない。
−−この選抜者の中に、師となる人がいることを、ゴンとキルアはまだ知らない。
ゴン「レオリオ、試験がんばってね」
3人で軽い打ち上げをした後に、レオリオとの別れが待っていた。レオリオはこれから、医大受験を控える受験生。
ゴン「次会うときはお医者さんだね！」
レオリオ「オメー、それは最短でも4年会わねーってことか？」
呆れ顔で呟きながらも、レオリオはゴンたちに笑ってみせた。
ゴン「ばいばーい！！」
タクシーに手を振り、それが見えなくなるまで2人は見送る。
キルア「……さて、オレたちも行くか」
向かう先は、ターセトル駅の中央口。そこから列車に乗って、バッテラの屋敷まで向かう。
盗賊に一度ゲームを盗まれたためか、列車は貸切だった。
夜にたどり着いたのは、バッテラの屋敷−−とある古城であった。ツェズゲラ曰く、最新式の防犯システムを導入しているので、下手に歩けば命を落とすという。
ゲームがあるのは、更に奥深くの地下。部屋には、ずらりとゲーム機が並んでいた。
ゲーム内に入ると数分の説明があるため、先に入る順番を決めておく。もちろん1番に勝ったのはゴン。
ゴンは、くじら島で手に入れたジンのメモリーカードを使う。
指輪も、しっかりと嵌め。
−−ジン、ようやく少し近づけるかもしれないよ
命がけのゲーム。そこに何があるかはわからない。それでも、
ゴン(信じて進むよ！)
誓い、ゲーム機に手を添える。
キルア「ゴン、スタート地点で待っとけよ」
友達の声に頷き、すっと息を吸い込み、−−練。
その途端、ゴンの姿が消える。どよめきが広がった。
『NOW LOADING』
…
……
………
『NOW PLAYING』
*
193 シャル「さて、と。なかなかゲーム内も面白そうだね」「……う、羨ましい！」→←191 「さーてと、ちょっとペースあげてくよ。情報も整理されてくるころだしね」
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勿忘草 - とっても面白いです！ところでクラピーは女装してなくても可愛い気がするのは私だけでしょうか？ (2020年6月5日 16時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 皆さん、温かいコメントをありがとうございます！本当支えになります。ここからも楽しんでください！よろしくお願いします！ (2019年4月1日 0時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
夜空?(プロフ) - ゆっくりでもいいです。いつでも待ってます。元気を出して下さい。私は主の小説が大好きです。主のおかげで勇気付けられた事もありました。主が無理せず、幸せに、元気になって下さると私は嬉しいです。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: 9a1f04b9d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - あんまり無責任なことは言えないけど...私はこの作品が大好きです。更新されてたらすぐ読みにくるし、次の更新が待ちきれません。ゆっくりでいいです。またこの作品が更新されるのを楽しみに待ってます！ (2019年3月10日 9時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
闇猫(プロフ) - ゆっくり休んで下さい。この作品が大好きので、また会える日をお待ちしております！ (2019年3月10日 1時) (レス) id: c653d2043b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月5日 18時
