184 キルア「……あ、これ交互に進めてくの？」ゴン「なるほど」キルア「読みにくかったらごめんな。さて、オレは修行するぜ」ゴン「う〜……」 ページ22
*
キルア(こうして脅しでもしないと、あいつすぐ横道逸れるからなー)
ゴンを追い込む言葉を投げかけたのは、キルアの策略。何にでも好奇心旺盛で、一度決めたらテコでも動かないゴンは、それまでの予定をすべてひっくり返すこともある。
キルアの言う通り少し脅しておかねば、横道に逸れてしまうことも考えられるのだ。
キルア「さて、オレはオレで」
隣の部屋に移ったキルアは、手に小さな機械を握った。
それは、スタンガン。
キルア「自分のオーラと電気を……」
ーー融合するイメージ！！
バチバチバチバチッと、放電の音が部屋に響く。キルアが、自身の腕にスタンガンを押し付けたのだ。
そして。
キルア「ふう……」
スタンガンを投げ捨て、オーラを練る。
人差し指と人差し指の間に、パチンッと小さな稲妻が現れる。
キルアはニヤッと笑った。
ーーお前ら程度の念では死ぬだけ……
ゴンの脳内にツェズゲラの声がこだまする。
ゴン「くそーーー、絶対見返してやる！！」
そう言って立ち上がった時だった。
熱心だな、と掠れた声が聞こえた。
ゴン「クラピカ！もう大丈夫なの？」
クラピカ「ああ、心配かけた」
そう言いながらも、まだ酷い顔色だ。
ゴンは、オークション会場で、旅団員のフィンクスとフェイタンに会ったことを思い出す。
ゴン(奴らがヨークシンにまだいることがわかったら、すぐにでも捕まえに行っちゃうよなーー……)
ソファに座ったクラピカを見ていると、クラピカが口を開いた。
クラピカ「ゴンたちがいない時……セレネが来た」
ゴン「！」
クラピカ「あの男を追うと……こちらには戻らないと、そう言われたよ」
ゴン「……そう」
既に、誰もがわかっていることだった。セレネがどれだけクロロを思っているか。そして、どれだけ優しい人間なのかを。
クラピカ「私も彼女も……甘過ぎる」
クラピカは微笑んだ。だれかを殺していても、殺そうとしていても、心根が優しい。だからセレネは、クラピカを殺さなかったし、クラピカはクロロに、セレネと関わることを禁じなかった。
ゴン「2人は、優しいんだ。すごく」
クラピカ「……ああ」
だからこそ、クラピカには憎悪に飲み込まれてほしくない。
そう言いかけて、ゴンはやめた。クラピカの辛さはわかる。その中でも、ゴンにはわからない辛さがあるのだ。
それを更にえぐるようなことは、友達としてしてはいけないこと。
それでも……友達だからこそ言いたいという気持ちもあった。
それをゴンは、ぐっと堪えた。
*
185 「師匠のプリンってすっごい美味しいんだよ。本人的には満足してないらしいけど、なんだろう、師匠が作った！っていうかクロロお手製！みたいな、もう師匠が作っただけで一種のブランドみたいな。とりあえず誰得かって言うと間違いなく私得だと言っておく痛い！！」クロロ「……」「なぜにでこぴん？」→←183 「ガンガン進め風切って！ガンガン行くぜ最後まで！完全・燃焼！」クロロ「Yes,I'm OK」「びびった、よくわかったね歌詞の続き」
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勿忘草 - とっても面白いです！ところでクラピーは女装してなくても可愛い気がするのは私だけでしょうか？ (2020年6月5日 16時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 皆さん、温かいコメントをありがとうございます！本当支えになります。ここからも楽しんでください！よろしくお願いします！ (2019年4月1日 0時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
夜空?(プロフ) - ゆっくりでもいいです。いつでも待ってます。元気を出して下さい。私は主の小説が大好きです。主のおかげで勇気付けられた事もありました。主が無理せず、幸せに、元気になって下さると私は嬉しいです。 (2019年3月10日 14時) (レス) id: 9a1f04b9d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - あんまり無責任なことは言えないけど...私はこの作品が大好きです。更新されてたらすぐ読みにくるし、次の更新が待ちきれません。ゆっくりでいいです。またこの作品が更新されるのを楽しみに待ってます！ (2019年3月10日 9時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
闇猫(プロフ) - ゆっくり休んで下さい。この作品が大好きので、また会える日をお待ちしております！ (2019年3月10日 1時) (レス) id: c653d2043b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月5日 18時
