if__コードブルー__2nd【名取颯馬】

. ページ6

緋山side



あれから一週間



未だに名取は目を覚ましていない。






私のせいで名取は大怪我を負った。









緋山「先輩失格だ……私……」









「違うよ。」









突然声がして後ろを振り向く。









緋山「白石………」







白石「…名取先生は、緋山先生のことを守りたいと思ったから、ストーカーに接触したんでしょ？…こうなってしまったのは緋山先生のせいじゃないよ。」







緋山「でも……」






白石「名取先生はいつ目覚めるか分からない。……でも、名取先生はきっと目覚める。大丈夫よ。」





白石「だから、今はできる限り名取先生の側にいてあげて。」









緋山「……白石、………分かった。……ありがとう。」








それから私はできる限り名取の側にいた。









.









.









.



緋山「名取、今日はいい天気だよ。」









緋山「名取、さっきね。病院に犬が迷い込んできて、…」









緋山「名取、……」








緋山「名取、…いつ目覚めるの。
……早く目を開けてよ。」









名取と仕事がしたい。




名取と話がしたい。






名取と……









緋山「私……名取のこと、………」









.








.









名取「……ん、…うーん……」

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す