私と君で歩みましょう【フェイタン】

187話 ページ33

…私は。紙を見てた。

占いの結果…。
なんで分かれてる？


最初に2つの光と出てるけど…
最終的には、次々に割れってなるからして…。

わかることはある。

最初は2人。傷つけられる。

誰かはわかんないけど。

…それが痛い。
まだ、それさえわかっていれば。

甘かった。甘かった。


なら、どうしたらいい…？
防げるの？こんな未来を。

無理かもしれない。

優しくしてくれたのに。
笑いかけてくれたのに。

何も出来てないじゃん。

…こんなの。ひどいよ。


「…っ。私じゃ何もできないって言いたいの…？」


苦しい。胸が。
目尻が目頭が熱い。

変えなきゃいけないのに…。

力不足。致命的な弱点。


「…ごめん…っ……」


フェイ「…何を謝てるか」

「？！」


ドア越しに君の声が聞こえる。
優しい声色。


フェイ「…入ていいか？」

「え…あ…いいよ」


フェイはゆっくりと扉をあける。
ｷｨｰと立て付け悪い音がする。


「…フェイ…」

フェイ「…A…悪かたね。一人で背負わせたね」

「…フェイ…？…」

フェイ「団長に言われたね…。重いもんは私がお前と一緒に背負てやるよ」


そういうと私をふわりと抱き締めた。

その香りも、体格も。
すべてが私を癒していく。



私の目から大粒の涙が溢れおちた。

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