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JK side
普段なら絶対Aにはかけない言葉をかけて、平静を装って隣に腰を下ろす。Aは明らかに戸惑っている感じだったけど、渡したタオルで額の汗を拭きながら同じように座った。
…………………。
「あのさ」
「あの」
長い沈黙のあと、意を決して声を出せば、見事に被ってしまった。「…先いいよ」「いやそっちが」なんてコントみたいなやり取りをして、結局俺が先に話すことになった。
「＿＿＿＿今まで全然お前のこと見てなくて、ただのやる気ない奴だって思い込んでた。でも最近やっと気づいて……Aが死ぬほど努力してるんだってわかった。悪い態度とっててごめん」
自分でもあまりいいとは思えない謝罪。出てくるままに言葉を並べれば、Aは目を瞬かせて、それからゆっくりと頷いた。
「＿＿＿＿私も、ジョングクのこと勝手に苦手意識持って、同じグループなのに距離を縮めようともしないで……ごめんなさい」
「……やっぱり俺のこと苦手だったんだ」
「え！？ あ、いや、そうじゃなくて！」
少しからかいたくなって言ってみると、途端に慌てふためくA。可笑しくて笑みがこぼれる。
「冗談だよ。でも、確かに俺お前に対して怖かったかもしれないけど、もともとっていうか……。人に教えるの苦手で、アドバイスする時とかもホソクヒョンみたいに優しくできなくて」
「……そうなんだ」
しばらく俯いていたAは、顔を上げると少し笑った。
「私達、もっとこうやって話してればよかった」
「……うん」
「言ってくれてありがとう」
「こちらこそ」
Aにこんなに明るい笑顔を向けられるのは初めてで、なんだか恥ずかしくなって目を逸らす。
「実は、ユンギオッパに言われたんだ。自分で決めつけて距離置くな、2人で話せって。本当にその通りだった」
「俺もヒョン達に言われた」
結局ヒョン達は俺達のこのぎくしゃくした仲を直す方法までちゃんとわかっていた。1対1で話すなんて単純なことだけど、どうして気づけなかったんだろう。
それから俺達はまた少し話して、Aのダンス練習に付き合った。といってももう仕上がっていたから、本当に少しだけのアドバイスしかしていないけど。Aに歌を教えてもらう約束までして、俺達はやっと同い年として楽に話せるようになった。
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?(プロフ) - ウラツクで一番好きなお話兼一番更新を楽しみにしてるお話です！続きが気になりすぎてはじめてウラツクでコメント残しました！笑 これからも無理せず頑張ってください！ (2019年8月23日 23時) (
レス) id: 7911c797b0 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！お返事嬉しいです！はい！楽しみにしてます！ (2019年6月24日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！頑張ってください！ (2019年6月19日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2019年6月16日 17時
