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早くも、放課後になり、私は体育館へ行った。


「あら、冬野さん。

体調は、もう大丈夫かしら?」



バスケ部の副顧問、前原(マエハラ)先生が


話しかけてきた。



「はい、もう大丈夫です」

前原「体調が悪くなったら、

すぐに言うのよ?」


「はい、ありがとうごさいます」


前原先生と別れ、

準備をし始めた。


「あ、可純センパイ!」

「お久しぶりです!」

「もう体調、大丈夫なんすか?」


後輩くんたちが、


私に気付いたみたいで、声をかけてきた。


「もう大丈夫だよ。

ほら、準備しないと、

柚月に怒られちゃうよ」

「うっ!

頑張ります...」

「頑張れ!」


そう言って走ってた。


「可純ちゃん」

「大吾くん!

久しぶり」

「久しぶり

今日、いないから大丈夫だよ」


いない、と言うのは、

バスケ部の顧問の先生。


バスケ部から嫌われている。


「あ、可純センパーイ」


げっ。

後輩のバスケ部マネが走ってきた。


綺音「可純センパイ、もう大丈夫なんですかぁ?」


語尾に小文字がついてる。

正直...


美菜「ウザッ」

「美菜?」

綺音「あ、美菜センパイ♡」

美菜「アンタ、ウザいよ、正直。

だいたい、可純は

まだちゃんと復帰してないんだからさ、

そんな大声出すなよ」

綺音「ヤダ、センパイ、こわぁーい...」


柚月「可純」

「はい」

綺音「柚月センパーイ♡」

柚月「お前に用はない。

あのさ、次の試合って

どこでするか決まった?」

「あ、うん

南中の人たちとするみたい。

けど、気をつけてね、

あそこ、結構荒いみたいだから...」

柚月「大丈夫だって。

お前が心配するようなことなんて

絶対しないから」

「ちゃんと約束してよ?

もう大切な人を...」


失いたくない、

そう言おうとしたけどやめた。

けど、もしこれで

柚月が一生バスケができなくなったら...。

そんな不安が出てきた。


だけど、柚月はそんなことないよね!


柚月「分かってから」

「うん...」

そう返事するしか、なかった。

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設定タグ:泣ける , 病弱彼女と一匹狼系彼氏 , アオイ   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:アオイ | 作成日時:2016年9月14日 16時

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