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萌絵「可純〜、
アンタ、今日どうすんのー？」
「病院行くー」
萌絵「気をつけてね。
あ、あと！」
「うん？」
お姉ちゃんがいきなり大声を出したから驚いた。
萌絵「可純は......いなくならないよね」
「え...?」
萌絵「私には、たった1人の家族なの。
可純がいなくなったら、
私はもう一人ぼっち...。
だから、可純だけは、
いなくなってほしくないの」
「なんか、お姉ちゃんにそんなこと言われると、
嬉しい...。
大丈夫だよ、私はお姉ちゃんの前からいなくならないよ。
私も、お姉ちゃんがたった1人の家族だもん。
そんなお姉ちゃんを1人になんて出来ないよ...。
約束する」
萌絵「よかった。
じゃあ、行ってくるね」
「うん、行ってらっしゃい」
そう言ってお姉ちゃんが家から出て行った。
ゴメンね、お姉ちゃん。
私、お姉ちゃんとの約束、守れる気しない。
もう、終わっちゃったら、ゴメン。
けど、私、頑張るよ。
お姉ちゃんの為だ。
病院に着き、これからのことをいろいろ教えてもらった。
手術だって、いくつかある。
けど、それを乗り越えて私が元気になるんだよね。
私は、また、普通の生活に戻れるんだよね。
先「治療は、副作用とか効いて、ツライかも...。
けど、可純ちゃんは、乗り越えていける。
私はそう信じてるよ」
「はい......」
私だって頑張る。
絶対、元気になるんだ...！
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作者名：アオイ | 作成日時：2016年9月14日 16時
