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一方 ページ8

ごめんなさい

寝てて更新遅れました

お詫びに二話同時更新ほんとにすみません

_________________________________

……

「……ん、

あれ?ここ、……」

「P-Pさん」

「あ、セピアさん!

ここは一体……?」

「わからないです。けれど

皆が居ないことは確か」

「そう、ですか」

「俺達、死んじゃったみたいです」

「……そうみたいですね

体透けてるし」

「はは、お互いね

とりあえず家に帰ってゲームしたくないですか?」

「したいです!」

「もうなんか……」

「ん……」

視線を上に上げ、二人で顔を見合せ

「どうでもいい気分ですね」

笑った。









しろ『主、失礼しても?』

「どうぞ」

しろ『失礼します』

こつりと足音が響く中、鋭い目線で相手の背中を見つめるしろろ。

しろ『主、雑談は結構です。

さっそく本題に移りますが

このゲームを開催してから気づきましたが

僕に目的を教えてくれませんよね

メリットも聞いていません

教えていただけませんか?』

「……」

しろ『失礼なのは承知です

それでも知りたいのです

どうか……お願い致します、主』

「……しろろ。」

しろ『……はい?』

「人が狂う瞬間を見たことがあるか?」

しろ『い、いいえ。』

「人が狂うと、理性というものが無くなる。

その後は人によるが、

ある奴は狂った笑いを始め

またある奴は周りの者を殺し始めた」

しろ『……

主は沢山見てきたみたいですね』

「そう

たっくさん見てきた。

しろろ、君はまだ生まれたばかりだ

僕と同じものを見てほしくないんだ」

しろ『主……』

「これ以上は聞かないでくれ

君は司会としてアナウンスをしているだけでいいんだ

この人達の狂った姿は見なくていい」

しろ『……

声は、聞かせるんですね』

「んー、昼は聞けないようにしてるだろ?」

しろ『まあ……、そうですね』

「狂うのは……大人数の時。

昼の時だけなんだ。

だから」

しろ『分かりました

主、ごめんなさい

無理矢理聞き出してしまって

主の事も気にしないで』

「いいんだ

君が納得したなら」

しろ『仕事に戻ります。

失礼しました』









ぱたんと閉じる音が廊下に響く。

しろ『ごめんなさい……ほんとにごめんなさい


主……』









その手には数枚白い紙が握られていた。

「実況者人狼ゲーム 取扱説明書」

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設定タグ:人狼ゲーム , 実況者 , 花言葉   
作品ジャンル:ホラー
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ラピス - うぅ…やっぱこういうのってみたくなるよなぁ…てかここのズズさん好き (2019年4月14日 0時) (レス) id: b0595df335 (このIDを非表示/違反報告)
- 真緒さん» ありがとうございます!まだ早々と更新出来そうに無いので、気長に待って頂けると嬉しいです! (2018年3月26日 22時) (レス) id: 93251cc4fd (このIDを非表示/違反報告)
真緒(プロフ) - お帰りなさい!これで日々の楽しみがまた増えました(*^▽^)そして合格おめでとうございます! (2018年3月20日 17時) (携帯から) (レス) id: 3df7ecb774 (このIDを非表示/違反報告)
- すいみん。さん» ありがとうございます!待っていてくれるとは、有難い……。受験頑張ります。 (2018年2月5日 18時) (レス) id: 93251cc4fd (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - すごく面白かったです。のんびりと待っているので受験頑張ってください! (2018年1月15日 0時) (レス) id: 95eb9a6366 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月23日 21時

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