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花の存在価値 ページ7

しろ『それでは議論を開始してください』

しんと静まり返った部屋に響き渡る放送。

つわ「……そっちは、どうだったの?」

レト「……P-P、噛まれてた。

人狼に……噛まれてて、

……もう、やだ」

蘭「こんなところにいたら近いうち鬱になりそうだなぁ」

ズズ「こんなさらっと進むんですね

今までしてたゲームに謝りたい」

キヨ「……」

コジマ「……P-Pさんの近くに何かありませんでしたか?」

レト「え?」

コジマ「死体の近くに何か落ちてたりしませんでした?

例えば花とか」

アブ「あったよ、花

何の花か分からないけど」

手には奇麗な一輪の花が握られていた。

ヒラ「この花……

確か、ワスレナグサじゃなかったっけ?」

こー「ワスレナグサ?」

つわ「ワスレナグサ……

花言葉は……私を忘れないで」

レト「P-P……、寂しかったんかな

忘れないでって……。」

再び静まり返る部屋の空気がどんどん冷たくなっていく。

涙を堪えている者を心配そうに見つめる者……

そんな中

フジ「あ……

あはは、はははは。はははははは」

何があったと不思議そうに見つめるメンバー。

俯きながら壊れたように笑い出すフジ。

フジの次に口を開いたのはヒラだった。

ヒラ「フ、フジ?

どうしたの、何かおかしいよ」

止まない狂った笑いを顔をしかめて聞くキヨに

こーすけが足を進めた

こー「キヨ」

キヨ「なんだよ」

こー「フジが最初の犠牲者だ」

キヨ「……

どういうことだ」

こー「多分だけど……

このゲームの目的は

仲間を殺して生きている者を壊すことだ」

キヨ「……」


アブ「つまり」

会話を聞いていたアブがメンバーに呼びかけるように声を出す。

アブ「壊れた俺達を見て楽しむってことか、主さんは」




フジ「そうだ」

先程の笑いとは別に

周りの者を恐怖に落とすようなオーラを身に纏って

フジだったものは口角を上げた。

フジ「俺達はもうすぐ殺されるんだ。

生きていても壊れるだけ

もういつもの日常は返ってこないんだよ!!!!!」



……







一瞬だけ、時が止まった。

気がつけば









頬に痕がついたフジが床に倒れていた。

それを拳をつくり見下している









コジマ店員がいた

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設定タグ:人狼ゲーム , 実況者 , 花言葉   
作品ジャンル:ホラー
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ラピス - うぅ…やっぱこういうのってみたくなるよなぁ…てかここのズズさん好き (2019年4月14日 0時) (レス) id: b0595df335 (このIDを非表示/違反報告)
- 真緒さん» ありがとうございます!まだ早々と更新出来そうに無いので、気長に待って頂けると嬉しいです! (2018年3月26日 22時) (レス) id: 93251cc4fd (このIDを非表示/違反報告)
真緒(プロフ) - お帰りなさい!これで日々の楽しみがまた増えました(*^▽^)そして合格おめでとうございます! (2018年3月20日 17時) (携帯から) (レス) id: 3df7ecb774 (このIDを非表示/違反報告)
- すいみん。さん» ありがとうございます!待っていてくれるとは、有難い……。受験頑張ります。 (2018年2月5日 18時) (レス) id: 93251cc4fd (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - すごく面白かったです。のんびりと待っているので受験頑張ってください! (2018年1月15日 0時) (レス) id: 95eb9a6366 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月23日 21時

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