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死ぬ人と狩る人2 ページ29

続き
学校
屋上
zm視点

もう叶わない願い。
小さな願いの筈なのに、、
それすら、叶わない。

zm「僕は、…もう疲れたんだ。だから、早く殺してくれ」

gr「………」

zm「さぁ、、早く……」

これで、全てから解放されるから

gr「じゃぁ、尚更"死神"になれ!」バッ

zm「な、に言って……」

gr「我々が本当の家族以上に大切にしてやる!!すべて望むがままに言えばいい!すべて叶えてやるから!」

え、、、どうして?
どうして…そこまで

zm「な、、んで…助けた、がるの…ッ!!」ポロッ

gr「なんでって…私はお前が気に入った。たった、それだけだ。理由なんぞ後からでいいんだ!大事なのは今どうするかだ!」

zm「……!」ポロポロ

温かくて真っ直ぐで
しっかりと染み込んだ言葉。

zm「ぼ、僕は…ッ!まだ、、願っ、て…もい、いの?」

gr「もちろんさ。その願いは、必ず誰かに届くからな。この死神にだって…」ナデッ

zm「……うぅぅぅ!!グスッ……あぁ!」ポロポロ

gr「さぁ、行こう。」スッ

この手を取れば、、、僕も
死神となってしまうのだろうけど

zm「うん……ッ!」スッ

後悔は、今は無い…
ただそれだけ。


ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
???
数年後

『あぁ!!!まだっ、まだッ!!死にたくない!』

?「いけないやろ?逃げちゃッ!」グサッグッ

『た、すけて……あや、まるから!!おい!』

?「残念〜!お前らには、もう生きる価値なんてもう無い」

『そ、、、んな……ッ』

?「バイバイ、永久に」グサッ

さぁて、、、"家族"の所に帰るか…。


END

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作者名:ケスター | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uranaikesuta0/  
作成日時:2020年9月29日 0時

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