190話 愛がこもってるね ページ49
「じゃ。一緒に私に行きましょって！付き合いますから！！ね！」
早いところその兵器を手放せ。ようはそう言いたいのだけれど伝わらない
ようやくできたチョコレートは中身に似合わず可愛らしいラッピングだ
「俺ちゃんも付き合うよ！！」
あっ。と言う時間もなく、気づけば一声さんは壁にめり込んでいる
あぁ、あの腕がこのチョコレートと呼べるか分からない兵器を作り出したのですね
「いきなり話しかけるなと何度言えば分かるんだお前は！」
「すいませんした」
私はしょうがない、と呟きつつ一声さんを壁からぶっこぬく
「一声さん。これ給料アップじゃないですか？いい働きだったんじゃないですか？」
「それよりもかんしゅちょー！！俺ちゃんもチョコ欲しいッス！」
「ひとっこえさんっ！？」
死ぬんですね。今日で死ぬんですね
ちゃんとあるぞ。とチョコレートを渡す彼女
「あっ」
一声さんは、渡されたチョコを手が滑り落としてしまう
ドゴン！！！と大きな音が鳴った
私はひぃっと足元に落ちるプレゼントを避ける
おかしい…。食べれるもので一緒に作ったはずだ…
質量の違いが大きく出ている…
「…かんしゅちょーー！！？これ、これチョコっすか！！？」
「何言ってるんだ。チョコだろう」
めり込むプレゼントをよそに、看守長はさて上げに行くか！と意気込みながら重たいチョコレートが何個も入った袋を両手に持ち上げている
私は彼のチョコを持ち上げるのを手伝おうと二人で引っ張るが取れない
少し二人で格闘したのち
「…Aちゃんが手伝ってこれ…？」
と冷ややかな目線が向けられた
(待って一声さん。私のせいじゃないと思うんだ)
(Aちゃんチョコくらい作れるでしょ…？)
(……一声さん。これ私が作った軽いチョコです)
191話 軽いけど愛はこもってるね→←189話 さて、食べれるものを作っていきましょう
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そーにゃ(プロフ) - 椛さん» コメントありがとうございます！亀更新になってますが暖かい目でお待ちください…。看守長のチョコは溶かしたらそれはそれはこの世のものとは思えないものがですね…( もう続編に行きますのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年6月11日 18時) (
レス) id: 794bc085aa (このIDを非表示/違反報告)
椛 - 看守長のチョコ、溶かしたらどうなるのかな…気になる…(・-・*) (2017年6月10日 14時) (レス) id: 9ccd33b108 (このIDを非表示/違反報告)
椛 - 「っ」が抜けてました。更新頑張って下さい！！ (2017年6月9日 16時) (レス) id: 9ccd33b108 (このIDを非表示/違反報告)
椛 - この小説読んだらどハマりしました_(:3>)_更新頑張て下さい！！ (2017年6月9日 16時) (レス) id: 9ccd33b108 (このIDを非表示/違反報告)
そーにゃ(プロフ) - りあさん» コメントありがとうございます！ (2017年5月7日 21時) (レス) id: 794bc085aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そーにゃ | 作者ホームページ：http://puchiamatheater
作成日時：2017年2月19日 3時
