32 木登り少女 ページ34
「あぁそれは…」
ゆっくりとオレとミツヒデは城の中を歩く
オレより少し背の高いミツヒデの手元を見つめながら書類の確認をする
こいつはどうしてそうオレの少し上に行くんだ。もう少し縮むことはできないのか
少し先の曲がり角を見据えたところで、騒がしい声が聞こえた
「この声は…」
「ミツヒデ、お前にも聞こえたか…」
思わず呆れた声が出てしまう
嫌な予感がしつつゆっくりとその曲がり角を曲がると、案の定そこには妹がいた
驚きだったのはオビもいたことだ
「ちょっとオビ!!いいから手伝って!!」
「十分手伝ってるつもりなんだけど…」
「分かってる分かってるけどもうちょっと支えてくれないかしら!」
「えー…?」
呆れた様子のオビと葉が沢山ついているA
Aは思い切りよくオビに体重を預けて木から降り、城の通路に降りた
Aの姿を見るだけでさっきまで何をしていたかは火を見るよりも明らかだ
大方オビと木登りでもしていたんだろう
はぁ…と小さくため息をつくと、彼女は勢い良くこちらを向いた
「ゼンにぃ!」
ひらひらと手を振ると彼女は嬉しそうに笑った
…その後ろでオビは困ったように笑っていた
(ねぇオビ!ゼンにぃいたわ!)
(いいからお姫さんどいてくれる…)
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そーにゃ(プロフ) - 千夏さん» コメントありがとうございます!!そういってもらえると嬉しいです!!!相変わらずの亀更新で申し訳ないです……。これからものんびりのんびり更新を致しますが、どうか飽きずにお付き合い下さい!!!! (2016年2月10日 22時) (レス) id: 34e044717a (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - 面白いです!頑張って下さい!応援してます!!\(*⌒0⌒)♪ (2016年2月9日 17時) (レス) id: 142c985183 (このIDを非表示/違反報告)
緋架(プロフ) - そーにゃさん» はいっ!!そーにゃさんにそう言ってもらえると心強いですっ!!!!頑張りましょー♪♪ そーにゃさんの更新、楽しみにしてます(*´罒`*) (2015年8月29日 15時) (レス) id: 6ed0639099 (このIDを非表示/違反報告)
そーにゃ(プロフ) - 緋架さん» あっ沖田さんの小説の…!!!いえ!!こちらこそコメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!赤髪の白雪姫好きなんですよ!!ありがとうございます!!これからもサクサク更新しますよ!( ありがとうございます!!私も緋架さんを応援してます!!お互い頑張りましょう!!! (2015年8月29日 15時) (レス) id: 98d3943f28 (このIDを非表示/違反報告)
緋架(プロフ) - コメント、ありがとうございますっ!!そーにゃさんの作品を見ていたら、赤髪の白雪姫があったのでつい…見てしまいました(*´罒`*)面白いです!!更新頑張ってください!!!!応援してます♪♪ (2015年8月28日 15時) (レス) id: 6ed0639099 (このIDを非表示/違反報告)
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