病弱じゃんぷ一家の物語 Part 1

涼介の高熱 3 ページ35

涼介side








昨日の夜から熱っぽくて、食欲が全くなかった。
でも、ご飯食べないと、兄弟に具合が悪いんじゃないかってバレてしまうのが怖くて、いつもより少なめのご飯を食べた。









今日は洗い物と洗濯の当番だということをすっかり忘れてしまっていたボクは、そのまま部屋に直行。








ベッドに潜り込み、目が覚めた時には、もう朝だった。








朝ご飯もキツイなと思いながらも、昨日同様、少なめによそって、ちょっとだけ口にした。
今日も当番を忘れ、部屋に直行。ベッドに横になってたんだ。









30分くらいたった頃かな。
お腹が急にムカムカしてきちゃって。よく考えたら、昨日の夜ご飯も消化されてなくてお腹に残ってるような、気持ち悪い感覚があって。









でも我慢できるかなって。
布団に潜って、気を紛らわそうとした。









けど、やっぱり無理だった。









口の中に広がる酸っぱい胃液。お腹からせり上がってくる感覚。心臓がドキドキして冷や汗をかいた。呼吸も荒くなって、胃が痙攣している。









あ、どうしよう。俺、戻しちゃうなって。あぁ、嫌だなって。









でも袋が…トイレにも間に合わない…ゴミ箱にも届かない…どうしよう…



あぁ、どうしよう…









でも









次の瞬間









僕は……

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