病弱じゃんぷ一家の物語 Part 1

涼介の高熱《りーさんリク》 ページ33

注))このお話は、りーさんから、「長めに！」というリクエストをいただいたので、普通の短編集よりは長くなる予定です。ご了承ください。








大貴side





朝から気づいてた。
いや、正確に言うと、昨日の夜からおかしかったんだ。







え？誰がって？
涼介だよ、涼介。
顔面蒼白。のくせして頬はほんのり赤くて。
たぶん食欲もないんだろうな。料理担当をいいことに、昨日の夜ご飯も、今日の朝ごはんも、量はめちゃくちゃ少なくて。それでも完食は出来ていなくて。







珍しく、今日は洗い物と洗濯の当番だということを忘れているであろう涼介は、ご飯が済んだらすぐに部屋に戻っちゃった。








取り敢えず、年上組の4人に涼介が体調悪そうなことを伝えて(…と言っても、みんな気づいていた笑 さすが！笑)、でも涼介が気を遣うから看病は俺だけにさせて欲しいと伝えた。



兄ちゃんたちは快く許可してくれて安心。
冷えピタ、水、ポカリ、タオル、体温計を持って、涼介の部屋へ。



あ、袋と洗面器も持っていこう。あの様子じゃたぶん、朝ご飯戻しちゃうな。
可哀想に…









ｺﾝｺﾝ




大貴「りょーすけ？入るよ？」






…ｳｪ…ｵｪｪｪｪｪｪｪｪ…ｹﾞｴｴｴｴ……








え？あ、ヤバイ。涼介もう戻しちゃってる…







ｶﾞﾁｬ



大貴「りょーすけ、大丈夫か？もう俺が来たから我慢すんな？



うんうん、もうそのままここにげぇしちゃおうな。うん、だいじょーぶだよ。」

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