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1話 ページ2
「てーくん、おはよー」
「秋か。おはよう」
フライパンでハムエッグを作っていた少女がふりかえる。少女と言ってもかなり男子っぽい。
「紅とは睦は？」
「紅くんはちーちゃん起こしにいったよー」
「そうか」
秋が椅子に座ってテーブルの上に置いてあるお茶の注がれたカップに手を伸ばす。
お茶を一口すすり、口を開く。
「あ、紅くんちーちゃん、おはよー」
「おはよう、二人とも早いね」
「..........おはよー」
紅が睦に起きろー、と声をかける。
睦はおきてるよー、と眠そうに返した。
どこにでもいる普通の少女達に見える四人には、秘密があった。
この四人、マフィアです。
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作者名：黒宮ツヅリ | 作成日時：2017年5月26日 13時
