・ ページ37
「…寝た、か?」
俺の手をとって頭に置き、
そのまま寝ているらぎの顔は穏やかで年相応の女の子。
そんな顔をしていた。
「頑張ったな、ほんと」
情報屋として働き、
私情を持ち出さないように仕事をこなすらぎは
本当にプロだと思う。
まぁ、俺にはいろいろ甘い部分があるが、
そこがほんとにかわいい。
…現実は、残酷だ。
こんなかわいい子に最低な働きを強いるのだから。
俺は、抜き取られた情報の内容を
さっきらぎが俺の情報を書き移してるときに盗み見ていた。
まさか、俺が見ていたとは思ってないだろう。
「あとは、これがどこのどいつから命令されたのか探って上に提出するだけか」
絶対に、お前も俺も死なねぇから。…死なせないから。
俺は今日輝く満月に誓う。
切ない恋なんてさせてんじゃねぇよ。
軽いキスだって、重いキスだって全部、
し終えてんだこっちは。
そんな運命、抗ってやろーじゃん。
どうせあいつらは俺ら両方を殺しに来るんだろ?
…返り討ちしてやる。
なんてったって『主人公』、なんだから。
好きの音をあなたに idryu(りゅーがさき)→←勝敗に決定はない。 lrrg(如月)
47人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月8日 20時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カンアオイ | 作成日時:2022年1月6日 16時