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受験生を応援する話 lrrg(りゅーがさき) ページ26

「お疲れ〜、勉強中?」

勉強をしていると後ろから声がかかる。ローレンが私の肩ごしに問題を覗き見たのか、うわむっずなんてぼやいている。

「どうしたんですか?」

率直に気になったこと。どうして私に声をかけたんだろうか。

「用がないと話しかけちゃダメ?」
「そんなことはないですけど……」
「ほいこれ」

差し出されたマグカップ。中には紅茶が入っている。

「……先輩、紅茶アンチじゃなかったでしたっけ?」
「…頑張ったんです〜」

一口飲む。おいしい。一息つくと、どっと疲れが押し寄せてきた。

「どした?」
「あ…」

気づいたらローレンのコートを掴んでいた私。私がじわじわと赤面していくのと同時にニヤニヤとローレンの口角が上がりだす。

「甘えたですかぁ?」

疲れたもんは疲れたので、ここは1つ甘えさせてもらおう。

「…誉めてください」
「珍しいじゃん」

いくらでもと意気込むと、私を机の前から立たせ、正面から抱き締めた。

「よく頑張ったな。毎日勉強できるってホントすげーと思うわ」

言いながら頭をなで始める。処理が追い付かずそのまま固まるしかない。

「誇っていいと思うよ?マジで。だから、テストもだいじょーぶ」

…覚えててくれたんだ。大学の共通テストの日程。
ローレンはまだ止まらない

「らぎさんは心配することないって。本当に頑張ってたよな…。語彙が飛ぶくらい頑張ってたよホント。んー、そうだな、誉めるってより応援するわ」

そういうと一度頭を撫でる手を止め、体を少し離す。ローレンのまっすぐな瞳が私を射ぬいた。

「自分のこと、信じてやれよ。周りに負けんな、がんばれ」

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名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月8日 20時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カンアオイ | 作成日時:2022年1月6日 16時

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