寂しさは。lrrg(如月) ページ3
本当に何があったんだろうか、如月から連絡が来た。
『先輩、一人、寂しいので家来てくれたりしませんか』と。
正直、未成年の女の子の自宅に行く警備員(成人男性)とかいっちゃんやばいし問題だろとは思ったけれど、…好きな人と一緒に話せるチャンスを逃せるほど、俺に余裕があるわけでもなく、それにOKをだした。そして、如月の部屋について、インターホンを鳴らす。
すると、すぐにドアが開いて俺のところに如月が飛び込んできた。先輩〜っ、と言う感じにぎゅーっと。抱き締められた。
「ん〜〜〜っ」
「うわ、まてまてまて？急に抱きついてくるまじか
そーくるかぁ……はぁ…」
「…先輩、うるさい」
「え、俺もしかして抱き枕扱いされとる？？
OK、喋ったらだめなやつまじか、…」
「もー、添い寝でいいんで、頭に響く…」
「え」
…普段は俺からぐいぐい行くタイプだったから今のこの如月の態度にものすごく俺は驚いている。なんだこれ、普段の如月と違いすぎだろ、かわいいなおい。
そして、二つ。1、なんでこいつは着替えていない、制服から。2、なんか今日いつもより距離近くないか？ここの二つが俺の頭んなかをぐるぐると何回転もする。
「とりあえずお前、
まず制服脱げよ、着替えてこいって
ごはん食ったら一旦そこで寝よか、俺作るし」
「む、……正直、今寝たかった…」
「シワになんだろ？？」
「それはそ…行ってくる。なんか、
先輩、お母さんみたいですね」
にへらぁと笑ってちょい上機嫌でクローゼットに服をかけに行く如月。お母さんねぇ…。ごはん、チャーハンでいいかと、簡単な料理を作りながら待つ。
「いい匂いしますね、」
お風呂に入って眠気がすこし取れたのか、如月がいつもの調子で話を始める。
「ま、簡単なのだけど、…はい、食べな」
「…、いただきます」
「「ごちそうさまでした」」
二人でご飯を食べたあと、
「っし、んじゃ、ベッド行こうか」
と、如月に手を差し出す。
「なんでそんな謎に王子様感だしたんですか…？」
そう言いつつしっかりと俺の手を握ってくれる如月。意外と素直なんだよなぁ。
「布団かけた？ちゃんと」
「ん、…はやく」
明日は休みだからな……。
二人でゆっくりできるなんて思ったり。
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名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月8日 20時) (
レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンアオイ | 作成日時：2022年1月6日 16時
