個性豊かな彼らの反応集・パート5.5【EW】

しっかり者な彼の誕生日 ページ2

Patryck「…以上が、今回の任務の報告になります」

Tord「おう、お疲れさん」

執務室にて上司であるTordへ任務の報告をする彼。その場を後にしようとした際、突然Tordから声をかけられました。

Tord「そうだPatryck、一つ話したい事があるんだ」

Patryck「話したい事？一体なんでしょうか？」

Tord「少し問題が起きてな…お前が任務で留守にしている間、Aが敵に襲撃され怪我をした」

Patryck「な、なんだって…！？」

Tordの旧友にして彼の妻である貴女が襲撃されたと聞き、顔を真っ青にさせながら焦燥する彼。

Tord「今頃、検査が終わって病室にいるだろうな。嗚呼でも、さっきPaulから聞いたがお前の部屋にいるとか」

そう言い終わる前に彼は走り去って行った。その様子を見てTordはニヤニヤと企んだような笑みを浮かべます。

Tord「…ま、嘘も方便って奴だ。これで他に余計な仕事入れなくて済むだろ、後はアイツに任せるか」



息を切らしながら貴女の元へ向かう彼。自室に入り貴女の姿が無いか辺りを見回す。

Patryck「A、どこにいるんだ！？A！！」

A「何…って、きゃ！？」

奥から貴女が出てきた瞬間、直ぐ様駆け寄り自身の胸元へキツく抱き寄せました。

A「ちょ、ちょっとPatryck！？どうしたの急に」

Patryck「良かった…リーダーから君が襲撃されたと聞いて、いてもたってもいられなくなって」

A「えっ？襲撃？何の事？てか、私そもそも今日ずっとデスクワークだったけど」

Patryck「へっ？」

お互いポカンとした顔で見つめ合う事数秒、何かに気づいた貴女があっと声を上げる。

A「もしかしてTord、貴方をここに来させる為にわざと…もう！まだちゃんと準備出来てないのに〜…勘弁してよ全く」

Patryck「そ、それってどういう…」

訳が分からず首をかしげる彼へ貴女は黄色い紙袋を手渡しました。中にはタータンチェック柄のお洒落なネクタイが入っているのが見えます。

A「お誕生日おめでとうPatryck。本当はご馳走とか飾り付けとか色々準備してたんだけど、間に合わなくて…ごめんね？」

Patryck「あっ、いや…嬉しいよ、ありがとうA。俺今…凄く幸せだ」

貴女と手を取り合い幸せそうに笑い合う二人。この後、彼を祝うべく仲間達が押し寄せたのは別の話…



遅れましたが改めて、お誕生日おめでとうPatryck！！

Patryckの誕生酒…イタリアンサーファー
意味…正々堂々と勝利のカギをにぎる風雲児

推ししか勝たん！！（リク）（キャラ崩壊注意）→←作者から（読まなくても大丈夫です）

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