個性豊かな彼らの反応集・パート3【EW】

迎えにきたよ ページ12

君を助け(拐い)にきたよ、お姫様

A「Take me away, please…」

《Edd》

「A、一緒に逃げよう」

ウェディングドレスに身を包み式が始まるまで独り控室で過ごしていると、どこからか猫の鳴き声が聞こえ窓辺を見るとRingoがいました。窓を開け下を見ると、そこにはいるはずのない彼の姿が。上記の台詞を言われ貴女は一瞬躊躇いますが、彼は大声で俺を信じて！！と叫びます。貴女が飛び降りると彼は両腕を広げて貴女を受け止めます。それはまるで、彼と一緒に見た映画のワンシーンのようで。

「もう大丈夫、何があっても僕が必ず君を守るよ」

《Tom》

「病める時も、健やかなる時も夫婦として変わらぬ愛を誓え…る訳ねぇだろうが！！」

親族だけで執り行われる、愛の無い形だけの結婚式。絶望しきった貴女はただこの時が一刻も早く終わるよう身を任せていると、突如神父が怒鳴り声をあげます。聞き覚えのある声に俯いていた顔を上げると、神父に変装した愛しい彼がいました。彼は貴女の手を取り引き寄せると、無理矢理結婚する必要なんてない…俺がAを幸せにしてみせると言って親族に頭を下げて教会から逃げ出します。

「一生かけて、Aを愛する事を神に誓います」

《Matt》

「お願いだから、これ以上僕の大切な人を苦しめないで！！」

式が始まる時間になり迎えにきた新郎となる男に、貴女は行きたくないと抵抗するも無理矢理腕を引っ張られます。その時、服や髪も乱れ息を切らして現れた彼が貴女に近づこうとすると親族やスタッフに取り押さえられてしまいます。僕は君とずっと一緒にいたい！君じゃなきゃ嫌だ！！と周囲の妨害を振り払い貴女へ手を伸ばします。貴女も新郎の隙をつき彼に駆け寄るとお互い強く抱き締め合いました。

「もう二度と、Aを離したりしないから」

《Tord》

「迎えにきたぜ…俺の花嫁を返して貰おうか」

結婚式の最中、扉が蹴破られ振り返るとそこには不敵な笑みを浮かべる彼がいました。突然の出来事に貴女の周りを親族が囲み遠ざけようとしますが、貴女は邪魔なドレスを引き裂きベールも投げ捨てなりふり構わず彼の元へ向かいます。彼の腕の中で泣きじゃくる貴女を慰めた後、殺気が宿った鋭い目で周囲を睨み付けます。周囲が怯んだ隙に彼は貴女を姫抱きすると、式場を後にし一緒に家へ帰りました。

「じゃあな、王子様(クソ野郎)」

↑の話の補足(見なくても大丈夫です)→←私達…別れよう

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