プライマル-Changmin-

ドライヤー ページ25

お泊りセットなんて当然用意してない。
シャワーだけ浴びて、着替えは
彼のスエットを借りた。
うちとは違う柔軟剤のいい匂い。
でも大きすぎて自分が小人に
なったみたい・・・。
身長差だけで30cmあるから仕方ないけど・・・。


cm「Aさん？もう大丈夫？」

「あ、うんうん、お先にありがとう〜」

洗面所に彼が入ってきた。


cm「あはは、やっぱり服大きいな〜
髪、乾かしてあげるからこっち来てください」

「えええ？」


手を繋がれてリビングに連れて行かれた。
彼はソファに座って、自分の足の間に
私を座らせる。


cm「Aさんの髪ずっと
触ってみたかったんだよね〜♪」

「そ、そうなの？？？」

ｃｍ「うん、綺麗で長くて、いつも
つい触りそうになるのガマンしてましたよ」


このシチュエーション、ドラマとかで
見たことある気がする・・・。
なんだかウキウキで私の髪に
ドライヤーをあてる彼。

嬉しいし気持ちいい・・・んだけど、
彼の指が触れる度に
思わず身体に力が入る。

乾く頃にはちょっとグッタリ・・・。


cm「はい、完了〜♪んん〜
俺と同じ匂いですね〜♪♪♪」

言いながら私の髪に顔を埋める。

「っ！！！」

咄嗟にビクッと跳ねてしまった・・・


cm「・・・Aさん、ホント慣れてませんね。笑」

そのまま後ろから抱きしめられる。
そして私の首元に顔をのせてまたクックッと笑っている。



「もう〜〜〜〜、やっぱり帰る〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

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