六十二話 ページ15
その時、遠くの方で爆発音が鳴り響いた。
ﾄﾞｺﾞｫｫｫ
吹き飛んでくる瓦礫を避ける。
オ「さて、脅威が行くぞ」
オ「街への被害などクソくらえだ。試験だなんだと考えてると痛い目みるぞ。私はヴィランだ、ヒーローよ。真心込めてかかってこい」
一瞬にして目の前に現れてオールマイトが言った。オールマイトの背後をとって木刀を振るうも避けられる。
『ﾁｯ』
緑「正面戦闘はマズイ、逃げよう」
緑谷が焦ったように言うが爆豪は走り出していた。
爆「俺に指図すんな」
その言葉と同時にスタングレネードが炸裂する。が、爆豪はオールマイトに頭を取られる。
爆「オールマイト、言われねぇでもハナからそのつもりだよ！」
オールマイトの体が爆破されるがオールマイトにはかすり傷同然だったらしい。一切も攻撃が効いていない。
オ「フツー顔掴まれたら反射的に引き剥がそうとするもんだろ。私をマジで倒す気しかないようだ。そんな弱連打じゃちょい痛いだけだがな」
そう言って爆豪を地面に叩きつける。
オ「君も君だ、緑谷少年。チームを置いて逃げるのかい？」
オールマイトは緑谷の後ろに回り込む。緑谷が距離を取ろうとするも、後ろから来た爆豪と激突した。……チームワークの欠片も無いな。
緑「だから、正面からぶつかって勝てるハズないだろ！？」
爆「勝つんだよ、それがヒーローなんだから」
緑「じゃあ、尚更ここでの戦闘は！」
爆「放せ、触ん」
アップテンポで進んでいく会話と、上からオールマイトが来ていると言うのに気づかない鈍感さに、
オ「とりあえず、逃げたい君にはこいつをプレゼントだ」
嫌気がさした。
緑谷は、ガードレールの下敷きになり、爆豪は殴り飛ばされる。
『……さっきからごちゃごちゃうっせえな。喧嘩する脳しかない獣畜生なら、其処で一生地面に這いつくばってれば？』
オールマイトにはきっと屋外戦闘は敵わない。地形を利用して、勝つ。木刀を振るい、蹴り上げる。其れでも悉く受け止められる。オールマイトの拳が飛んでくるのをかわして、空中を舞う。近くのビルを足場にして、もう一度連撃を叩き込む。
オ「腕は前より落ちたか？」
『…力温存したんだよ。』
オールマイトの方向に走り出し、オールマイトの背後にあるビルに渾身の一撃を叩き込む。
ビルに入っていく亀裂。窓が割れ、ガラスが降ってくる。
そして、ビルが崩壊し、瓦礫がオールマイトの頭上に振った。
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野原の出雲 - ｽｳｩｩｩｩｩ……大好きだよーーー！！！！！ (2022年6月6日 18時) (
レス) @page15 id: 687113cbb2 (このIDを非表示/違反報告)
埜(元Non)(プロフ) - 作者さんの書きやすい方でいいと思います！片方は今書かないで時間のある時に少しずつ内容を練っていけばいいと思います(*^^*) (2022年2月19日 22時) (レス) @page5 id: c81982e166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青木星 | 作成日時：2022年2月12日 17時
