【SZ】Sexy brothers！Part６

・ ページ16

side健人

俺と風磨は、毎年と言ってもいいほど
劇ではいつも主要人物を任される。

…どんな役かって言うのはまず置いておいて。

オーディションでどんなことするのかとか知らないけど、主役をやりたいと言う弟に
少しでも役に立つことは教えてやりたいと思った。


健「じゃあ、まずは…セリフを読んでみようか」

聡「うん」


3人で台本を除き、俺がおばあさん、風磨がおじいさん、聡が桃太郎のセリフを読んだ。

え、初っ端から桃太郎生まれてるし(笑)


健「お爺さん、いつまでそうやっている気ですか」

風「なにを言うんだ婆さんや、こんなことあってたまるかー(棒)」


隣の風磨が思った以上に棒読みで、笑いを堪えるのに必死だった。

聡もずっと笑ってたから、早く言えと急かした

そして、問題が発生。


聡「落ち着いて下さいお婆さんお爺さん。
僕は、僕は…えっと…」

ふまけん「・・・」

聡「僕はたち…は、な大人です。間違いありません」

風「ちょっと待って(笑)」


まさかの漢字読めない問題。
立つ、派と書いて、りっぱって
読むんだぞ弟よ(笑)

風磨は横で笑ってるし、聡はそっかと1人で納得するし…。


健「えっと…漢字の読み方はまた後でな…(笑)
じゃあ、動きを見てみようか」


本読みはやめて、動きを見ることにしてみた。

…あ、結局セリフは読まなきゃないのか！？


健「台本は俺たちやるから！」

聡「あ、うん？」


セリフに合わせて動いてもらうことにした。

・→←ステージに立つ！-N.Kento，K.Fuma，M.So-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す