The Three Musketeers【S.S.M】--2

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side聡


「なぜ2人は、全く正反対の魔法を習得したと思う？」

3人「え…」


同じ“復讐”という目的の元習得した魔法が
お互いがお互いを打ち消すような…
正反対な属性になったのか…

……なんで？


勝「それも、イメージとなにか関係があるんですか？」

「あぁ、もちろん。」

マ「でも、2人は同じ目的だったわけでしょ？
なんで、光と闇なんて分かりやすく対立した属性になったの？」

「それがイメージの違いなんだなぁ」

聡「“復讐”に対する、イメージの違い…ですか？」

「そうだ」

．

1人は“復讐”を、仲間や家族の仇討ちだとした。
自分の力で、そいつらをやっつける。懲らしめる、
そんな感じ。

そしてもう1人は、襲った奴ら全員を消すことを
“復讐”とした。
失われた命は二度と戻ってこない。
それを、そいつらの命を持って償わせようとした。

．

勝「……後者が、闇の魔法を…？」

「あぁ、そうさ。深い怒り、ただそれだけで生み出された、全てを呑み込む【闇】。」


全てを、呑み込む…

暗い一点を見つめていると、
吸い込まれるそうな感覚…あれがそうなのだろうか。


マ「属性もイメージで変わるんですね…」

「そうだな、そういうことになる。それに伴い、魔法も形を変える。」

マ「…僕も……僕も、光の魔法を使います。僕にも、形は作れますか？炎や水のように…」

「あぁ、必ず。イメージを持つんだ、強く。そうすればきっと____」


____きっと、お前たちは今より上にいける_____

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