拾ったのは動物のはずだった…

6話 ページ7

伊之助「ん……」


貴方「え？…え？、」









浅見A 18歳、只今男性に抱きしめられています。

そう、急に視界が真っ暗になったと思ったら、伊之助くんに抱きしめられていたのだ。

私の頭は混乱状態。軽く彼の肩を押してみてもビクともしない。

離すもんか、と言っているような力強さ









善逸「…はぁぁあ!? おま、お前ｯ!! 何抱きついちゃってんのぉ!?」


炭治郎「善逸落ち着くんだｯ。伊之助! Aさんから離れろ!!」


伊之助「……イヤダ」


貴方「え、…えぇ、」


伊之助「此奴は俺のモンだ。匂いがつくまで離さねぇ」









あ、飼い主に匂い付けとく的な？

私が迷子になっても大丈夫的な？

あはは、ウケるー

いや、私も一応女子なわけで、ドキドキとかするわけですよ。

でも、顔に出したら引かれると思うし、頑張ってるんだけど……ね？









伊之助「……匂いついたな」









首筋に顔を寄せて匂いを嗅がれる。

擽ったさに身を捩りながら自然と顔は赤くなる。

仕方ない。近いし、若干伊之助くんの口が私の首に当たってるんですもん。

私の真っ赤な顔を見るやいなや伊之助くん以外の4人がぽかんとした表情を見せる

やっぱ引かれたかな、？

なんて思っているとそれぞれに口を開き









炭治郎「、可愛らしい…」


善逸「結婚してください!!」


冨岡「……(そのような表情もするんだな。愛らしい。)誰にも見せたくない。」


宇髄「4人目の嫁…か」









いやなんて？









ここから私の非日常は、本格的に開始する。

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