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私は体裁のことも考え、人気が少ないところに元彼を連れ出した
元彼は最初は渋っていたが、私も譲らなかったのでしょうがなく妥協して来てくれた
私たち二人だけの空間になると元彼はダルそうに私に聞いてきた
元彼「で?何。わざわざこんなところに呼び出して俺になんか用?もうお前と関わっている暇ないんだけど」
…………ッ…………少しショックを受けた。私は心のどこかでまだ彼は私に対して淡い期待心を持っていた…そこまで私に酷い対応を取らないだろう。もしかしたら話せば理解してくれてまた前みたいに戻ってくれるかと思っていた
だけどそんなのは夢でしかないとわかった……
私が何を言っても無駄かなと思うところはかなりあるけど、何か言わないと始まらないと思い、元彼に落胆しながらも私は伝えたいことを伝えた
A「なんで私があなたの事を呼び出したかさえ分からないんだ……((ボソッ…
………これだけは貴方に言いたいと思って。あくまで私と付き合っていることになっているんだから体裁のことを考えて行動して欲しいってこと
……貴方が私に恋愛感情を持たないのはわかる。私だって正直言えば貴方に恋愛感情なんて持ち合わせてない。
だけど祖母たちの約束があるんだから、対面上は良くして欲しいし、貴方の最近の行動は私の名誉まで傷つけてくるようなものばかり。………私は………前の貴方の方が好感持てていたよ………」
直して欲しいことをはっきり言わなければこれからの関係は良くならない。そう思ったし、今の彼に対して私は優しい言葉をかける必要はないと思った。優しい言葉をかけるような関係性ではもう無くなっている
だけど、どうしても途中から元の彼に戻って欲しいという気持ちが強くなり、哀れと思った心から最後の一言が出た
彼はそんな私の言葉に平然として聞いていた
少なくとも今の貴方より私は断然に最低限の尊重を持って関わってくれた彼の方が好感を持てていた
もしこのままの彼の性格のままいつか結婚するなんて絶対に嫌だし、互いに嫌な気持ちにしかならないし、彼もこのままの性格では色々と反感を食らって酷い目に合うだろう。少なくともそんな彼を見るのは嫌でもあった
だからお願い。私の願いをどうか受け止めて…………
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作者名:sarai | 作成日時:2023年8月8日 20時